霊術と気功を伝統と科学で学ぶブログ

Sun-Light Yellow Arts :あともう一つの解決方法をあなたに

おじさんと気功

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。

今回は中年の方が気功を行う場合、どのような用途が多いのか?また取り組み方を考えてみます。タイトルはおじさんと書きましたが、当然同年代の女性も対象です。決してお○さんと書かないのがやさしさです。

ここでいう中年とは、40~60歳を想定しています。一般的に用いられる(45~64歳)とちょっと違います。ちなみにWikipediaによると区分は以下のようです。

統計上の壮年期 厚生労働省の提言『健康日本21』の資料では、幼年期0~4歳、少年期5~14歳、青年期15~29歳、壮年期30~44歳、中年期45~64歳、高年期65歳以上という区分をしている。 さらに、高齢期の74歳までを前期高年期、75歳以上は中後期高年期と区分している。 

 まだまだバリバリ働いていて、晩婚化により子育てもまだまだ継続している人もいて、親の介護が心配で、でも若いころのように無理がきかず、持病があるような状態・・・・。でもそれなりに人生を送ってきた経験はあるため、人生の判断に大きな間違いは起こさないが、家族もいるため冒険も躊躇する・・・。

これが中年です。ちょっと悲しいかも?

気功を行う動機・目的

気功を行う目的は何でしょうか?一昔前であれば、病気治療や健康維持のために行うことが主流でした。気功師になることを目指す方もある程度年を取った人が多かったように思います。

健康体操の代わりに太極拳(又は気功体操)をやる場合もあります。また病院ではなかなか治らない病気の治療のために行う又はやってもらうこともあります。

しかし今は少し事情が違います。もちろん健康維持のために気功を行う人はいるのですが、それに加ええて、スポーツのための身体開発やIQの開発など、能力開発に使用する場合が増えてきています。

認知科学式気功を筆頭に、気功の応用範囲がインターネットなど通じて情報が広がっているのです。それに伴い気功に興味を持つ方の低年齢化が進んでいると言えましょう。

始めから気功の病気治療以外の応用とビジネス展開を考えている人もいます。(昔であれば、気功ビジネスは治療院を開業するぐらいでした)

おじさんおばさんはやっぱり病気治療目的

とはいえ、中年な方々が気功に興味を持つきっかけは、病気治療や健康関連が多いでしょう。自身の、親の、子供の病気や体の不調など、若い人には想像ができないほど囲まれている事でしょう。

ちなみに私は、若かりし頃の見えない世界への憧れからスタートし、おじさんになった今ではすっかり病気治療が多くなってきてしまいました。( ;∀;)

人間関係に使えるか?

この年代になると、さまざまな人間関係ができています。親子、親族、職場(部下上司)、習い事、子供の学校関係、ご近所などなど・・・。それぞれが避けられない且つ深くなっていきます。だから辛いことも多い・・・。

認知科学式気功には、ラポール(ここでの意訳:信頼関係が築かれており、良好な関係であること)の為の技術が存在します。専用の技術ではなくても、気の交換をすることでそうなることも多いです。

広がるビジネスの機会

気功師としてまたはマッサージ・整体技術に付加する形で開業(治療院を開く)する以外にもさまざまなビジネスが出来てきています。

インターネットを検索すると、遠隔治療専門(ZOOMを使って、または完全に非対面で)、恋愛成就(先程のラポールなど)、IQ開発(気功の訓練を通じて抽象度をあげた思考ができるようになる)などから始まり、風水や開運を気功の技術を用いて行うようなものがあります。

気功技術を組み合わせて、ニッチな目的を達成させる為のアイデアをビジネス化しています。

専業で行う人もいれば、副業や隙間時間で行う人もいます。

今や気功はビジネスのツールでもあるのです。

そして中年の方の知識と経験は、必ずビジネスに役に立つことでしょう。

(気功でのビジネスはあくまでその人の責任においてやってくださいね。また経験と知識があるが故に強いブロックがかかることも多々あるのですが。あぁ、私もですが。)

中年の方にこそ気功をススメたい時もある

気功の問題は気が目に見えないことにあります。気功が効果を出すプロセスは見えないのです。結果でその効果を判断するしかありません。

だからこそ、冷静にその効果を判断する必要があります。

効果がなければ方法を変えることも必要です。

若者ほど盲目に突っ走らずに、老人ほど頭が硬くない、そんな多くの中年の方にこそ気功をやってもらいたいと感じています。

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病気と性格について

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。

今回はちょっと雑談に近い内容です。

病気と性格について、私が感じた例を紹介いたします。

一部一般的に言われる事と少し違う内容があるかもしませんが、私の経験則からの個人的な意見ですので、そこはご容赦願います。

心臓病は几帳面

心臓病というと心筋梗塞狭心症や高血圧を指すことが多いかと思います。この項でもそれらを指すこととします。

心臓病のイメージとしては、怒りっぽい、気が短いなどかと思います。よく怒る⇨血圧上がる⇨高血圧⇨心臓病といったかんじでしょうか?

ここに面白い情報があります。

心臓病や突然死と性格や行動(タイプA)が関係するって本当? | 今月のトピックス | 公益財団法人 日本心臓財団

(公益財団法人日本心臓財団の記事より)

怒りっぽい性格な人は心臓病になりやすいといったことのエビデンスがあります。ただしこれはアメリカ人のサンプルであり、日本人には当てはまらないことがあると言ったものです。

私の経験則(加えて知り合いの看護師が言うこと)は、心臓病の人は几帳面であると言うことです。少し過度に几帳面なイメージです。

例えば、畳んだタオルの角はきっちりと直角になっており、机に置く際は机の縁に水平垂直に置くような感じです。

当然全ての心臓病の方が几帳面であるとはいいません。その傾向があると言うことです。もちろんあくまで私個人の見解です。しかし的を得ていると思っています。

癌は頑固

乳がんで亡くなった小林麻央さんも同じことをいっておりました。「がんこなひとはがんになりやすい」と。

私もそう思います。

インターネットを調べてみると、癌と頑固な性格の関係性に言及している記事もゼロではないのですが、多くはないようです。

どちらかというと、神経質、我慢してしまう性格のほうが一般的のようです。しかしこれには私が調べた限りではエビデンスがありません。(どのような性格の人が癌治療の成果がでやすいといったものはあるのですが)

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頑固?

今日はここまで

一般的に言われている、病気と性格の関係は他にもたくさんあるかと思いますが、自分の経験的に言えるのは上記の二つになります。

重要なのは、病気の原因はその人の性格にあると考えることもできるということです。

性格からくる行動によってその病気になると考える人も多いと思います。しかし私はもう一歩突っ込んで考えています。すなわち性格が直接病気を引き起こしているということです。

というのも、IKTM流(私が修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)の技術で性格を矯正すると、それに関連する病気も治ることがしばしばあるからです。

もしなかなか治らない、又は繰り返してしまう病気がある方は、自身の性格の矯正を考えてみると良いかもしれません。

気の玉が出来ないよ!

気の玉が出来ないよ!

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。

本稿では気の玉を作ろうとしても、いまいちうまく行かない人に向けて書いていきます。

認知科学式気功を直接どなたか先生に指導をしてもらっている方は、伝授システムでサクッと出来てしまう場合もあります。

しかし気の玉の伝授を受けていない、又は伝授は受けたけどいまいち感覚が掴めない方の参考になればと思います。

気の玉の重要性

個人的には、自分で出した気を感じることよりも、気の玉を作り感じる方が重要と考えています。

気の玉のワークの基本は、両手で仮想のボールを持つことにより、本当にそこに気の玉(ボール)が有るように感じる事です。そしてそのボールを転がしたり、大きさを変えたり、なでたり、玉の手触りを変えてみたりと、その気の玉をコントロールするのです。

気の玉を作り感じる事が出来ることで、気功に関する様々な基礎が出来ていることになりまます。

気を感じる仕組みは共感覚です。脳と心の作用が手のひら内にある気の玉を感覚としてとらえているのです。

また、気の玉を通して情報空間(非物理)にアクセスをするのと同時に、気の玉を感じる内容を変化させることにより、自分の内部表現を変化・コントロールしていくことになるからです。

 

気の玉を感じるコツ

伝授を受けたのにいまいち気の玉が出来ない方は、どこかに見落としがあるかもしれません。その例をいくつか紹介いたします。

もちろんこれらがすべてではないですし、人によって異なるので、色々試してみて下さい。

ボールを持つイメージがずれている

”気の玉を両手で持つように”と指導される方が多いかと思います。その際に以下のようなイメージを持っている方がいるかもしれません。

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もちろんこれでも絶対にNGなわけではありませんが、以下のイメージのほうがより、感じやすいです。

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しっかりと手のひらから指先まででボールをとらえています。

このほうが、イメージする気の玉の表面を手のひらに感じる気感=共感覚が強くなると思います。
このイメージの状態で、玉の表面にぴったりと付けたまま手を滑らせたり、玉を回転させ足りしてみましょう。臨場感がポイントです。

またボールの臨場感を得るために、実際のボールを使ってみてください(ソフトボールとか)。大きいもの小さいもの、重いもの軽いもの、すべしべしたものざらざらしたもの。なんでも構いません。多少球形でなくてもかまいません。

その時の手や腕の感覚をよく覚えておいて、気の玉のワークを行う際に思いだしてください。臨場感が増すはずです。

手首から先だけで行おうとしている

しっかりと気の玉(ボール)の臨場感をもってワークを行っているつもりなのに、気の玉を作ることができない場合は、これを疑ってみて下さい。

気の玉を転がしたり表面を撫でまわす動作をするとき、肩甲骨から指先までが連動して動いているかどうかです。少なくとも腕全体がゆるゆると連動して動く状態が必要です。

このためには体のリラックスが重要です。脇も緩める(少し開けるぐらいで)必要があります。

リラックスと手のひら以外の筋肉がゆるゆると動く状態を作ると、感覚が研ぎ澄まされ感じやすい状態になることが出来ます。

手が冷たい

手が冷えていると気を感じるのが難しいです。

解決法は温めることです。物理的に温めて下さい。

軽い運動で手が温まる方は、それがベストです。

しかし軽い運動では温まらないような方は物理的に温めます。

その例として、お湯につける、蒸しタオルでくるむ、ドライヤーを当てる、両手のひらを強くすり合わせる(擦手という中国気功のワークでもある)などです。

方法は何でも構わないので、自分に合った方法でお願いします。そして温まった手の感覚をよく覚えておいてください。

体勢を変えてみる

気の玉を作るワークは、座って行う場合が多いでしょうか?

立って行ってみましょう。

そして軽く柔軟運動をしてから気の玉のワークを行ってみましょう。

立った時に、以前紹介したスワイショウを行ってみましょう。

最後に

いかがでしょうか?

ワークを行ってみていただけましたでしょうか?

気の玉は認知科学式気功にとって基本且つ最重要な項目です。

楽しみながらワークしてみて下さい。

本稿の最後にいくつか参照のリンクをつけておきますので、ご参照ください。

 

thekerrias.hatenablog.com

 

 

 

気=情報が同調する例のウソホント

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。

今回は、気の特性のうち、永遠のテーマである”離れたところに届く、又は距離の制約を受けない”点について述べていきたいと思います。結論はありませんが、いくつか紹介したいことがあるのです。

気とは何か?(おさらい)

本ブログでも折に触れて述べてきました。気は情報と考えています。

認知科学式気功ではヒーラーからヒーリー(クライアント)に、気が届くことによりヒーリーの内部表現が書き換えられることで、肉体的、精神的に変化が起こすととらえます。ヒーラーからヒーリーへ情報が届けられ、その情報によって書き換えが起こるという方法論です。

そしてヒーラーとヒーリーの距離は離れていても気を届けることが可能で、その距離の長さは関係ないと。

ですので、情報(=気)が離れていても伝わる事例を持ってきて、その根拠(又は例)とすることが多いようです。(私も最初はそのような説明を受けました)

同調作用のウソホント

この”気が届く”は、同調、又はホメオスタシス同調で説明されることが多いです。離れた人から人に何らかの情報(この場合は科学機器では不可知のという意味)が伝わり影響を与えることへの説明がされることがあります。

生理周期の同調

人と人の間で起こるホメオスタシス同調の例として、生理周期の同調ということが言われます。生活空間を共にする女性の生理周期がどいう言うわけかそろってしまう現象です。

この現象が多く言われるようになったきっかけは、1971年”Nature”に掲載された研究で、大学の寮で生活する女子学生135人を対象に実験を行い、ルームメイトや親しい友人との月経周期が近づいていき、ついには生理の初日が重なることを発見したと発表したことによります。「ドミトリー(寄宿舎)効果」と言われます。

私もこの説明を多く受けました。人は目に見えない何か(暗に気と言っている)の作用で生体活動をも変えることが出来るのだと。

しかし、よくよくこの事例を調べてみると、ほぼほぼ科学的には否定されているようです。感覚的には多くの女性が感じる現象のようですが、実はきっちりとしたエビデンスがないのです。

まずは脇から出るフェロモンによる作用の可能性があることが判明しています。物理的な情報によるものの一面です。1998年、女性の脇の分泌物を別の女性にかがせると、月経周期に影響を及ぼすことが明らかになりました。

決定的に否定されたのが2017年に英オックスフォード大学で行われた大規模な調査です。リンクをつけておきます。

「女友達と生理の周期が重なる」はウソだった:英大学が検証 | WIRED.jp

Do menstrual cycles sync? Unlikely, finds Clue data

データサイエンス的な手法も用いて1500名の詳細な調査をしたとのこと。これによると生理の同調はない(気のせい)と結論付けられています。

ホメオスタシス同調自体を否定するものではなく、あくまでも生理の同調作用はないということですが。

猿山の猿又は百匹目の猿

そしてもう一つ気功の世界で情報が伝わる例として扱われるのが”猿山の猿”です。これは猿山の猿が芋洗いを始めたところ、交流のない別の猿山の猿が同様に芋を洗い始めたことを指します。猿は人間ではありませんが、無意識での同調が起こり、距離が離れたところに情報が伝わったと理解されています。

しかしこれもすでに否定的な見解が多いです。下記にリンクをつけておきます。

百匹目の猿現象 - Wikipedia

実はエビデンスは一切なく、虚構であることは1990年より前に確定していましたが、その後かの船〇幸〇氏が紹介したことで、その後も様々なところで事実として紹介されていたようです。

距離が離れた同士で同調が起きることがあるという良い例だったのですが、その事実はなかったようです。これらの事実を知った時、個人的には非常に残念な思いをしました。

離れたところに情報が伝わるエビデンスは無いのか?

実際に気功師は離れた相手に対して内部表現の書き換えを行うことができます。私を含め多くの気功師が確信しています(残念ながら全てのではない)。

距離の長短は関係ありません。目の前にいるクライアントに手をかざすタイプの気功だとしても、そのクライアントの対象部とは、数十CMの距離はあるでしょう。離れているのです。そして地球の裏側にいるクライアントの内部表現を書き換えることもできます。距離は関係ないのです。(臨場感を保つには近いほどよいことが多いですが)

以前にこれらの私的見解として以下の項で書いています。 

 また距離が離れていても、そして非言語でも伝わります。この”伝わる”の究極の原理は不明です。しかし私個人的には量子もつれの現象に酷似していると思っています。粒子の状態(スピン)という情報は、どれだけ遠く離れていても光の速度を超えて一瞬で伝えることができます。非常に不思議な現象ですが観測され証明されています。情報の伝達に距離が関係ない一つの例です。

いずれにせよ、距離が離れた所へ情報(量子もつれの場合はスピン)が伝達する現象が、科学的に証明(確認)されているわけです。

テレパシー実験の例

量子もつれが気の特性とイコールである証拠にはなりませんが、テレパシーについても同じように量子もつれを仮説している人たちがいます。リンクを張っておきます。

テレパシー - Wikiwand

ここには離れた人同士の脳波などに相関が取れたという報告があります。

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英語ですが、元の文章は以下のリンクです。

Correlations between brain electrical activities of two spatially separated human subjects

Event-related electroencephalographic correlations between isolated human subjects

Replicable functional magnetic resonance imaging evidence of correlated brain signals between physically and sensory isolated subjects

脳の変化は心の変化。脳と心は一体です。脳(脳波など)に変化があるということは、内部表現に変化があるということです。(無意識領域も含まれますね。)

これらの事実は、見えないことを扱う気功師にとって非常に素晴らしいことです。(量子もつれ以外にもまだ解明されていない原理があるのかもしれませんね。)

最後に

離れたところに気功師の気が伝わる本当の原理はわかりません。量子もつれだけで気功のすべての現象が解明できたとは言えません。

しかし気功師たちは臨場感を持って、確信をもって、日々励んでいます。
 

スワイショウって気持ちいいね

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。

今回は認知科学式気功やIKTM流(私が修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)と違って、伝統的な中国気功の簡単なワークを紹介します。私も気功をやり始め(すごい昔・・・・)はよくやっていました。

スワイショウといいます。

名前は異なったりすることはありますが、色々な流派で採用されているワークです。

非常に簡単で老若男女だれでもできます。また”動く禅”とも言われたりします。

詳しいやり方はググっていただければいくらでも出てきますので、本稿では実際に行う際のコツや考え方を解説します。

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私のリラックス空間。明治神宮

スワイショウとは

とはいえ簡単に説明します。

立位で、脱力した腕を、連続的に同じリズムで振り動かすものです。

腕は肩から動かします。前後に振る方法と、体をひねってデンデン太鼓のように腕をまとわりつかせながら振る方法があります。(前後に振る方法は高藤仙道などいくつかの流派ではハイワンと呼んでいます。体をひねる方法は西野流呼吸法では華輪(かりん)と呼んでいます。)その他のバリエーションとして、腕を左右に振ったり、腕を前後に互い違いに振る方法などがあります。おそらくもっといろいろある事でしょう。

スワイショウの代表的な効果は、①リラックス、②肩周辺の血流改善です。取り合えずこれを目指せばOKです。

流派によっては、連続して腕を振ることで邪気を体の外へ出させ、気血の詰まりが解消し気的なエネルギー循環が改善する、といった気の作用に重きを置いて説明することもあります。

また武術の準備運動として行う場合は、ねじるスワイショウにより下丹田の位置を適正化し重心を落とすことを主眼に置いたりします。

このように色々効果はあると言われていますが、認知科学式気功を行う人は上記①②と考えるのが合理的かと思います。

スワイショウをするときに気を付ける事

腕を前後に振るスワイショウとひねるデンデン太鼓スワイショウの共通項目について

  • 両足は肩幅に開いて、足を並行にそろえて。やりにくかったら少し広げてみる。
  • ひざは緩める。背筋を立てて、仙骨を立てる。(多くの中国気功の基本の形)
  • 全身を意識的に力を抜いてください。無意識に力が入る体勢になっていることがあります。
  • 呼吸は気にしない。流派によっては動きに合わせる流派もありますが、リラックスの邪魔になることが多いです。
  • 目は閉じても開いてもよい。
  • リラックスできる音楽を聴きながら行うのはありです。ただし画面に集中してしまうテレビなどは避けたほうが良いでしょう。
  • 入静(瞑想状態、深いトランス、変性意識状態)は、なったらいいなぐらいの気持ちでよい。
  • 時間は長すぎないように。流派によっては数時間でも行わせるところがありますが、目的の主眼はリラックスですので、あまり長い時間は意味がありません。もしリラックスできないときは、いったんやめて時間を空けてから行う方が良いです。(伝統気功のひとに怒られそうですが)

前後のスワイショウのコツ

  • 手のひらを下に向けて行うとよいです。
  • 前方に振る際は肩より上にしないのが基本です。ただしリラックス状態との差異を確かめるためにわざと大きく振って肩の高さを超える動きをするのもありです。
  • 体は前後に自然に揺れます。腕が前に行くときは体が後ろに、腕が後ろに行くときは体が前に。
  • 腕を完全に脱力します。その方法として、①肩の高さから降ろすときに完全脱力で腕全体を落とすように、②振り子を想起して腕を振ることで脱力する、などがあります。

ひねるスワイショウのコツ

  • 首は無理にひねらない。自然にしておく。
  • 脊柱を中心として、ひねる。
  • 最初はゆっくりムリなく。慣れてきたら、はやく大きくしていく。
  • ひざに負担がかからない範囲でねじる。

スワイショウを行った後

  • リラックスをして、体の状態を感じてみる。リラックスをしている自分の体を認識しましょう。そして記憶しましょう。このとき、立っても、座っても、横になってもよいです。
  • もし力が入っている場所が合ったら、そこをリラックスさせるためにはどのように動かせばよいか考えて、やり方を工夫してみましょう。リラックスする(させる)には、スワイショウを行う際にそこがゆるゆると動くように意識してみましょう。
  • すでに何らかの気功を練習している人であれば、手のひらに気感があるはず。じんじんした感じ、膨れた感じ(血液が集まったためと理解できるが、それ以外の感覚をよく観察してみる)などなど。

なぜスワイショウを紹介したのか?

それは、リラックスをしてほしいからです。前記しましたがスワイショウ自体は様々な意味付けや効果効能がうたわれています。しかし私はリラックスを”作る”ためのワークとして紹介したかったのです。

実はじっとした状態でリラックスがうまくできない人が見受けられます。そういった人がリラックスして気功の練習を行うために、このスワイショウが役に立つと考えているためです。

気をなかなか思うように感じることができない方は、リラックスするためのツールとしてご活用ください。リラックスしないと気は感じることができないので。

色々な先生・流派のレクチャーや伝授を受けたけど、実は気が感じられないんだよね・・・・な人はお試しあれ!

thekerrias.hatenablog.com

 

冷え症への気功施術例

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sasa と申します。

今回は気功の技術を使った冷え症への施術のいくつかの例を紹介いたします。

初心者の方でも問題なくできますので、ぜひトライしてみてください。(ちょっと難しいのものあるかも)

ただし、あくまでも健康法として実施願います。重篤なものは必ず医師の診断を受けましょう。

冷え症

本稿では手足が冷えることを指すこととします。もちろん冷え症と言っても様々な症状があり、原因も様々ですが、多くの方、特に女性の方が改善を望む症状かと思います。

冷え症が起こる原因は、末梢の血のめぐりが悪くなるためです。言い換えると血流が悪くなるために起こると考える事が出来ます。

また多くの人に何かの病気等の副作用として冷え症が起こる場合もあります。ホルモンや自律神経の乱れ、低血圧、貧血、加齢、遺伝、食生活(無理なダイエット)、生活習慣など、様々です。

今回は、対症療法的な冷え症への施術方法を中心に述べていきます。

冷え症への施術

認知科学式の気功による施術はいくつかのアプローチがあります。ここでは3つ紹介します。3つ目は初心者の方には高度かもしれませんが、是非トライしてください。

1.冷えが起こる部分の浄化

”冷える”情報=気を除去します。アバターとして呼び出し、実物大の冷え症の部位を想起して浄化の技術を行うとよいでしょう。

2.血流を上げる臨場感を封入する・結界を張る

実際にお湯につけるなどして(施術者が)、温度が上がる臨場感を記憶しておき、その臨場感を気の玉にしてクライアントのアバターや実際の指先などに封入します。またその気の玉を結界としてクライアントの四方に配置し、継続的に影響を与えるような状態にします。

3.指先の末梢血管における血液の折り返しを機能としてとらえ活性化する

まずは血流の臨場感(ここではイメージと言い換えてもよいです)をつけることが必要です。毛細血管や末梢血管を血球が流れる動画をTVなどでご覧になったことがあるかと思います。そしてその流れが図のように折り返して流れると想起します。指先端の流れが改善されることにより、手や足の血流が改善していきます。

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血流折り返し

根本治療は可能か?

先述したように、何か原因がありその副次的症状として冷え性がある場合、その原因を解決しなければ冷え性が改善しないことが多いです。

しかしそのような原因が思い当たらない方も多いですね。ここでは私が経験した冷え性改善の例を紹介します。

その方は女性でした。この方は冷え性ではなく背中の痛みに対しての施術を希望される方でしが、冷え性がひどく手足の末端がいつでも冷たい状態でした。身体的には健康で会社の健康診断にも異常はなく、ダイエットもしていないですし、内臓も自覚する症状がない方でした。

ただ猫背気味で肩甲骨の間の背骨の両脇がいつも緊張している状態で強いコリの痛みを訴えていました。触診すると背骨(胸椎)の可動性が損なわれている状態と判断できます。

そこで背骨(胸椎の7番を中心に)と周辺の筋肉(僧帽筋とその下のインナーマッスル)への施術を行いました。痛みの緩和を狙ったものです。

何度か施術を行ったところ、背中の痛みの緩和と同時に冷え性も改善していったのです。

残念ながら背中の痛みは改善はしたものの、完全にとり切ることはできませんでした(その場では楽になっても繰り返してしまう)。しかし冷え性の改善は継続的でその後手足が冷えることはなくなったそうです。

この方は背骨を調整すると冷え性が改善した例です。すべての方が背骨が原因であるわけではないのでご注意願います。

ほんじつはここまで

冷え性は非常に多くの方が悩んでいる症状です。しかし現代医学では積極的な治療がされているわけではないと思います。(漢方にはいい薬がありますね)

ですので気功で少しでも改善が出来たら素晴らしいことだと思います。

物・部屋の浄化(練習編)

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。

今回は前回に続いて、認知科学式気功の浄化の技術練習法について述べていきます。

前回は自分の体に対して浄化をする練習を紹介しました。本稿では一人でできる”物”の浄化について具体的な練習も兼ねた方法を紹介してます。

小物からお部屋まで、浄化の技術のダイナミズムを感じてもらえると嬉しいです。

身の回りの小物の浄化

小物を浄化する練習をしてみましょう。

おすすめはスマホです。

スマホを肌身離さず持っている人も多いことでしょう。やりすぎてはいけない、時間の無駄だし、目にも首にも悪い。わかっているけど見ちゃいますよね。

ティージョブズは自分の子供のスマホタブレット)の使用には非常に慎重な逸話があります。中毒性があり、決して脳と心によくないことをわかっていたのでしょう。

そんなスマホを浄化することにより、スマホに張り付いた、”情報”をはぎ取っていきましょう。

効果は人によりますが、執着がなくなったりするようです。また逆に使用する際に欲しい情報にまっすぐ辿り着く気がするといった感想もありました。

初心者の方がいきなり効果が出るかはともかく。色々試して、練習と実益を兼ねて行ってみましょう。

やり方としては、全体の自分自身を浄化した時と同じです。

スマホ直上(空中)に情報を想起し、その情報=気 を手のひらでお押し出します。ちなみに電源はON/OFFどちらでもよいです。

手のひらに情報を感じて(変な言い方)、実際に物を押しだすような感覚です。思いものを押しだすので、当然腕のほうまで臨場感があるはずです。当然手のひらには、強い抵抗を感じているはずです。

もし上記のような臨場感がない場合は、情報をうまくとらえられていないので、もう一度最初からやってみましょう。

これを数回繰り返します。

また、人体を”祓う”ように、実際に触れて、手のひらを滑らすように”シャッ”と情報を抜いてもよいです。スマホの誤動作に注意ですね。

スマホ以外にも、身の回りのもを色々やってみましょう。効果はともかく、物によって驚くほど情報=気を感じることが出来るものがあるかもしれません。

ただし、曰く因縁がありそうなものは避けましょう。自分に扱うには強すぎる情報が張り付いているかもしれません。人を切ったことがある刀とか、道祖神とか。。。

部屋全体など

一人で練習できて、効果が出ると嬉しい例として、部屋の浄化があります。

前記した方法を使って、部屋の中のものを片っ端から浄化するのもよいのですが、広い範囲を一気に行いたい場合です。

簡易的に場を整えるような効果があります(やっぱり変な言い回しだ)。超々簡易的な風水改善ともいえますね。(ただし風水・家相的には効果期間は短いですが)

これまでは具体的な浄化をする相手(物)がいましたが、この”部屋の浄化”についてはちょっと毛色が違うと思うかもしれません。

部屋自体は具体的で実物はありますが、大きいためアバターを使います。部屋全体をコンパクトに扱うのです。

具体的な方法は、部屋を棚から気の玉に近い形態で持ってくる方法と、見取り図を使う方法があります。今回は棚から持ってきて、自分の部屋を浄化する場合を説明します。

まず、棚(唱えるなどして技術を発火させて)から、”自分の部屋”や”今いるどこどこの部屋”と”名指し”して、気の玉として取り出します。取り出した気の玉は、部屋のがすべて入っている情報です。大きさはいつもの気の玉の大きさです。棚から取り出した瞬間に部屋と同じ大きさになるようなことはありません。そしてこれは気の玉の状態でもよいですし、ミニチュアの部屋の形にしてもよいです。

その部屋の情報(気の玉、ミニチュア)に対して、浄化をかけていきます。やり方は同じです。気を感じながら手のひらで押し出していきます。

もしかしたら場所によって手にひらに感じるものが異なるかもしれません。しかし今回はあまり深読みせずに、浄化の技術をかけることをお勧めします。何度も繰り返して下さい。

手のひらに感じる量が少なくなったら、取り合えず終了の目安です。部屋の情報を棚に返します。

この時、自分がいる部屋の雰囲気を観察します。

明るくなった、モヤが晴れて見通しが良くなった、嫌なにおいが消えた などなど少しでも変化を感じることが出来たら成功です。

この方法は、自分の部屋以外にも色々な部屋、場所に使うことが出来ます。これも前記した小物の浄化練習と同じように、曰く因縁があるような部屋には手を出さないようにして下さい。

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清らかな五十鈴川です

今日はここまで

いかがでしたでしょうか?

隙間時間でもできる内容ですので、自身のレベルアップのためにどんどんやってみてください。

 

thekerrias.hatenablog.com

 

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自分の体を浄化してみよう

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。

今回は一人で認知科学式の浄化の技術練習をする際の解説をします。基本的に初心者の方を対象にています。

気功の練習をするときは、他人に施術を行い、その際の体感や変化などのフィードバックをその相手から貰うのがベストです。しかし特に初学者のうちは、そのような相手もいない、効果を出す自信もないなどの事情もあります。

ですので、一人で行うことを念頭に解説していきます。

頑張りましょう!(以下は参照リンクです)

thekerrias.hatenablog.com

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体の部位を浄化する

浄化とは簡単に言うと、不要な情報を取り去ることです。情報イコール気です。この場合、不要な情報=気は”邪気”などと称されることもあります。

(最終的には、いいも悪いもない感覚になっていくとは思いますが)

まずは自分の体で練習してみましょう。

自分の体の中で、手が届く範囲で、調子が悪い所、痛むところ、筋肉が拘縮して凝っているところを探してください。この場合、背中や首の後ろなど手が届きずらいところは避けてください。(後ほど説明します。)

ここでは例として、左手首の痛みとして、話を進めていきます。自分の体を浄化して、変化があるか?確認していきましょう。

痛みであれば、事前に数値化をしてみましょう。今回の場合手首を回旋させると外側が痛む。この時の痛みを10として覚えておきます。そして最後にその痛みがどうなったか見てみましょう。痛みなどの症状ではなく、筋肉の拘縮状態でも同じです。最初に数値化するのがコツになります。

①情報をとらえる

手首の上に”痛み”の情報が浮いているととらえます。ここでいうとらえるとは、そのように考えると取ってよいです。気や情報場が見える人は視覚でとらえてもかまいません。また手のひらの気の感覚が鋭敏な人は、手のひらのセンサーで探って、痛みの情報=邪気をとらえてみましょう。

②押し出す

とらえた情報=気を、手のひらで体の外へ押し出します。このとき、押し出す手のひらに、押し出す対象の手触りを感じるように努力してください。情報状態の存在ですが物理的なものを押し出すのとまったく同じ感覚です。そして①と②を繰り返します。

③捨てる

押し出した情報=気は、そのまま体外へ捨ててもよいですが、その情報は邪気でもあり、しばらく存在してしまいます。そのためその邪気のために、気分が悪くなったりする場合があります。(敏感な人は) ですので、その邪気を”棚”にしまう、又は外に捨てる(窓を開けて換気する等)などして下さい。

④祓う

前記の内容は体に(左手首に)直接触れた施術ではありません。この”祓う”は触れます。

左ひじあたりから指先まで、体表に触れた状態で素早く滑らせて、情報=邪気を抜いていきます。あくまで狙いは左手首です。またことのきは手が物理的に触れているため情報手触りは感じづらいと思います。

これを数回繰り返して、邪気を祓って抜いていきます。

この方法は、認知科学式以外の気功やヒーリング技術で採用されています。気の感覚は感じにくいですが、気功を”やってる感”はあるかと思います。①~③の方法でどうしても気の感覚がわからない方はこの方法を試してみてください。そして施術前後の体の変化を認識し、気功の臨場感を育てていきましょう。

⑤じっくり祓う

①~③はいまいち感覚がわからない。④はやり方は分かるが気の感覚がつかめなく嫌だ。という悩み多きあなたは、以下の方法を試してみてください。

④の祓うを、ゆっくり行うのです。

動かすスピードは、一秒で5~10cm。手のひらは対象となる部位(この場合肘から指先まで)に対してぴったりとくっつけた状態で滑らしていきます。邪気情報は対象の肉体(この例では手首)と重なっていると想起して、その情報を意識しつつ、ゆっくりと動かしていきます。

こうすることで、邪気をとる側の手のひら、そして取られる部位(この場合は手首)の感覚に変化がないか感じてみてください。何度も丁寧に行うとその対象部位の気の感覚が熱感や冷感として感じることが出来ると思います。

取り出して浄化する

これまで述べてきた方法は、あくまで自分の手が届く範囲で行う方法です。背中や腰、肩など、行いたいが無理な態勢になるためできない又はかえって症状が悪くなるからできない場所もあります。

これらの場合、その施術部位のアバター(分身)に浄化を行います。二つの方法があります。

一つは、施術したい部分の情報を取り出す動作を実際に行い、情報のアバターを持ってくる方法です。左手首であれば、右手で左手首の周りの空間を掴む動作をして持ってきます。頭痛の場合は、架空のヘルメットを脱ぐような感じで、頭痛又は頭のアバターを取り出します。腰の場合は腰に手を当てて、その手にアバターを吸いつけたような感覚で、自分の前に持ってきます。

この時大事なのは実際に持ってくる動作を伴うということです。臨場感を生成します。

もう一つは、気の玉を作って、その気の玉に対象の部位の名前を書き込む方法です。腰なら気の玉に”私の腰”などと指先で書く動作をしてください。非常に簡単でオールマイティーですが、臨場感が薄いかもしれませんね。

取り出した情報のアバターを先に書いた、②~③の要領で浄化を行っています。

終了したら、元の場所に封入するか、棚にしまってください。

自分でフィードバックをとる

一人で行うと、本当に効果があったのか? 自分の思い込みが生み出す実のないものか?判断がつきづらいものです。

ですので、施術前後の状況をよく観察して、ほんのわずかの変化も意識でキャッチしてください。そのコツはリラックスして体を緩める事です。(数値化とあわせてやってみて下さいね)

体を緩めて、施術前の状態をじっくりと内観し、

体を緩めた状態で施術をし、その微細な体感を感知し、

体を緩めた状態で、自身の変化を観察します。

体を緩めることで、自身の感覚が研ぎ澄まされます。(力が入った状態では感じる力が弱くなるのは分かるかと思います。範馬勇次郎を除くですが。)

今日はここまで

一緒に書こうと思っていた、物の浄化の方法は改めて別に行います。

では本日はここまでといたします。('ω')ノ

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内宮に行った時の写真です!



丹田に封入せよ!

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。

今回は初心者の方が、やりこむべき気功のワークを紹介いたします。

認知科学式気功の超基本技術である、”封入”のワークになります。

やりこみましょう!!

※封入について全くわからない方は、弊弊ブログの下記リンクを参照願います。

thekerrias.hatenablog.com

 

封入の練習にBEST

封入は、気の玉又は特定の情報が入った気の玉を、対象に押し込むことにより、押し込まれたものの機能の強化を習うもの、又は押し込んだ情報を付加することでその押し込み先の機能に付加機能を持たせるものになります。すみません。また難しい言い回しをしてしまいました。

簡単に言うと、”情報を転写して、望みの機能を持たせる”ことになります。

今回のワークの押し込み先は丹田になります。丹田は人体にある気的な中枢になります。人体解剖図にはありません。情報的な身体機関になります。”丹田に封入”は、初心者におすすめの気功の練習方法です。

丹田とは超簡単に言うと

一般的な場所としては、上丹田=額の奥・大脳前頭前野松果体(その他脳幹含む)、中丹田=胸の中心壇中・心臓や胸腺、下丹田=下腹(へその下)と言われています。(この辺は流派や指導者によって微妙に違います。実際に物理的な器官があるわけではないので、あまり細かく考えないでよいかと思います。)

これら丹田は、上丹田=頭の良さ・ひらめき、中丹田=愛・情、下丹田=体力・胆力を司っていると言われています。チャクラとも連動しますが、今回は割愛します。

ですので、封入先に丹田をチョイスすることは、気のボールを作るリアリティ、封入するときの感覚と手触り、押し入れられる感覚と丹田の効果を得ることができます。大事な項目を練習できる一挙三徳の方法です。

丹田への封入

三つの丹田は好きなところを行えばよいです。しかし順番をつけるなら、下からがセオリーになっています。一番トラブルが出にくいと言われています。

ご自分の足りない部分を認識している方は、その丹田から始めても問題ありません。下からやならきゃダメだ!と思うと、やる気がなくなる方もいますので。 

封入の方法はおさらいすると、①気の玉を作る。②押し込む。 と非常に単純です。しかしここで注意しなければいけないのは、①気の玉は、本当に物理的にボールを持っていると感じるぐらいリアリティがあったほうがよい。②押し込むときに物理的なボールを無理やり入れるような、感覚がほしい。押し込む側の手には、本当に入るのか不安になるくらいの抵抗が欲しいです。③そして入れられる丹田側にも、”おいおい本当に入れる気かよ苦しいよ”ぐらいの感覚があるとベストです。

この感覚は、一回一回丁寧に、リアリティを感じつつ行っていくうちに体感を得ていきます。最初は非常に感覚が薄いです。しかし繰り返すうちにだんだんと感覚が強くなっていくはずです。

丹田の練習(気の玉を作って封入)の回数は特に決まっていません。出来るだけ多く・・・です。自分のライフスタイルに合わせて行ってください。ちなみに私は時間を決めて行っています。

例えば今から10分と決めて、スマホのタイマーをかけてひたすら行う方法です。

隙間時間を利用する場合は、一つの丹田で2分とすれば6分となりますね。これであればどこでも、会社だったらトイレの中でもOKですね。

ちょっと補足

その1

認知科学式のレクチャーを何度か受けたり、いろいろなご同業の方のブログを読んだりしている方は、伝授が必要では?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん伝授はあったほうがよいですが、なければできないというわけではありません。丹田へ封入はそれだけで様々な訓練・効能を包含していますので、伝授の有無にかかわらずやって損はないものです!

その2

この丹田へ封入のコツは、奥へ奥へと押し込むとことです。

丹田であれば後頭部まで。中丹田であれば背中の胸椎7番ぐらいまで。下丹田であれば仙骨まで。

これは一部の中国気功や太極拳などで採用されている、丹田呼吸をする際に奥に奥にと意念する方法に似ています。私の知っている太極拳の流派では奥に奥に意識することで、体の外(背中より後ろという意味)に意識を置くように指導していました。

このように丹田は”奥に奥に”を忘れずに行って下さい。皮膚の表面に丹田はありません。

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以前訪れた玉置神社です!