はじめての気功 神秘の気の玉
ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。
本稿は、認知科学式技術群(気功)をはじめて学習する方に向けたものの続きになります。いよいよ気功の導入訓練になります。
リラックスする
気功の基本の”き”であります。気功を行う場合はいつ何時でも心と体をリラックスさせて緩めてください。まずは意図的に緩めていきましょう。
- 体を緩めれば、心も緩みます。体の血流が上がります。
- 感受性が上がります。すなわち気を感じやすくなります。
- 頭がクリアになります。リラックスは”ぼー”とすることとは異なります。
リラックスる方法はなんでも構いません。自分に合った方法が一番です。
ここでは簡単な”5TIMES”というテクニックを消化しします。瞑想の導入でよく使われる手法です。
やりかたとしては以下の通り。
- ゆっくり息を吐き(口からでも鼻からでもOK)
- その息に合わせて、意識を上(頭)から下(足先)におろす
- これは順番に体の部位に意識を向けて緩めていくのですが、途中で止めないこと
- これを5回くりかえす
吸う息には特別意識を向けません。特に指定はありません。(当然力んじゃダメです)
1回の5TIMESでリラックス感が足りない場合は、何度も繰り返してみてください。
途中眠くなる場合があります。過呼吸による場合はは無理のない呼吸に切り替えてください。、寝不足で眠くなる場合は十分に休息をとってから行ってください。
ここでのポイントは、リラックスした状態を”記憶”しておくことです。
個のリラックスをした状態の、心の状態、体各所の緩み、環境を記憶しておき、いつでも想起できるようになりましょう。
そうすればいつでも短期間でリラックス状態になることができるようになります。
手を重ねる
次にいよいよ手を使ったワークに入ります。
自分の両手を手のひらを合わせて重ねます。
もみ手のように重ねるとよいでしょう。力を抜いて、しかしぴったりとつけます。
指先は相手側の皮膚から離れていませんか? 力は抜けてますか? 関節はいまどうなってますか? 皮膚感覚はどこも均等ですか? 突っ張るところはある? 産毛は感じますか? 合わせた手の平はしっとりしてるところはある? それともカサカサ?
などなど、細かく見ていき感じていってください。人生でここまできっちりと手を感じたことがないというくらい感じてください。
手の組み方を変えたり、合掌に変えたり、指を組んでみたりして、その手に感じることを、ひたすら細かく感じてください。
視覚が邪魔なら目を閉じてください。ただしギュッと閉じるはNG。リラックス。
この、一見手を重ねているだけの動作ですが、実はこれだけで気功であると言えます。
このワークの目的の一つは、手の感覚を鋭くすること。すなわち解像度をあげることです。
そしてもう一つの最大の目的は、”意識にあげる”ことです。これまで認知していなかったことを、意識することです。これまでリアル(現実)ではない手の感覚に意識を向けているのです。これは変性意識への入口です。
リラックスして、変性意識となり、感覚を研ぎ澄ませているのです。
本当にこのワークがうまくいくと、さらに肩などが緩んでいきます。ヒーリング効果があるわけです。
息を吹きかける
さて、今感じる手と変性意識となっている状態です。ここから情報=気を感じに行きます。
気を感じるために最初は物理感覚を利用します。情報を共感覚(気感)へ移行するための準備です。
以下のように行います。
- 手をお椀型にして、手のひらに息を”はー”と吹きかけます。
- 寒いときに手に息を吹きかけて温める動作に似ています。
- 息は軽くです。強く吹きかけるません。熱を感じるぐらいでOKです。
- 手に吹きかかった息の、暖かさ、風の当たり具合を、集中して感じ取る。
- その感覚を意識にあげてください。
リラックスです。しかめっ面はNGですよ。
手にかかる息の温度なりをしっかり感じください。
気の玉を作る
前段では物理(熱など)を解像度高く感じてもらいました。
次のワークです。息を吹きかけるから連続して行います。
手に吹きかけて、物理的な熱を感じている状態で
その手に残る感覚を、玉状にまとめるような感じの動作を行います。
熱自体は当然雲散霧消します。でもそれはいったん置いといて!
手の感覚を、意識的にキープすることが重要です。
物理の感覚を感じ続けるように意識し続けます。
このとき、”玉”をありありと意識します。臨場感をもって。
手に玉を持った状態で、ゆっくり両手でその玉を、なでる、こねる、圧をかけるなどしてみましょう。
なにか”ある”ような臨場感・リアルがないか?感じ取って下さい。
それは、ふわふわ、ぴりぴり、じんじん、など人によって異なります。
この状態で、あなた今まさに気を感じています。
その感覚は極めて微細です。手のひら全体に感じないかもしれません。一部に周りと異なる感覚があるのなら、その感覚を育て広げることができないか?トライしてみましょう。
どうでしょうか? もし何も感じられないなら、手を重ねる又はリラックスからやり直してみてください。
何度やってもダメなら、時間を新ためてトライしてください。また本当のボールを相手に練習してボールを持つ臨場感を覚えてから、気の玉を作ってみてください。
解説
熱などの物理的感覚から、気の感覚に移行しています。これは何が起こっているのでしょうか?
気功的な解釈としては、臨場感が作り出した情報を、手のひらの感覚器官が感じているように、脳が再マッピングした結果と見ます。入力(意識)に対して異なる感覚を得る事は共感覚です。
よって、気の玉を作るということは、臨場感、共感覚(気感)、変性意識状態、リラックスなど気功に必要な要素がほぼそろっていることになります。
気の玉で遊んでみよう
もし複数人で気の玉を作るワークをしているのでしたら、以下のことをしてみて下さい。
- 触りあってみる。
→自分とはちがう感覚があるかも?
- 玉を相手に渡してみる
→渡されたかんがある?
- うれしい記憶を思い出しながら作った気の玉を渡す
→感覚が違うかも?
- 相手の球をゆっくりとなでてみる
→相手の体にに反応がある?
これはすでにヒーリングを行っていることと同義です。
一人で行ている人は
- 自分の中に押し込んでみる
→押し込む感、押し込まれる感を意識して。
実際に無理やり入ってきて苦しいと感じるくらいに。
- 色んな手触りを再現してみる
→まずは適当なもの触ってその感覚を覚えてから。
ぬいぐるみやおもちゃでもなんでもOK。
そして、気の玉は指定しなけれは自分自身の写像だということです。いわゆるアバター(分身)として機能するのです。
今日はここまで
一気に気を感じるところまで解説してみました。
いかがでしたでしょうか? 気を感じることができたでしょうか?
人によって、上達具合は様々です。感じることができなかった方は、気長にトライをしてみてください。
感じることができない一番の原因は、リラックス=体が緩んでいない ことが多いようです。気分を変えて、楽しみながら気の玉ワークをしてください。
気の玉を作ることができた方々。とりえずよかった!
あなたたちは今、膨大な認知科学式気功技術群の入り口に立っているのです!