霊術と気功を伝統と科学で学ぶブログ

Sun-Light Yellow Arts :あともう一つの解決方法をあなたに

生命と魂と次元

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sasa@Sun-Light Yellow Arts(日之色霊術)と申します。

 

本稿では次元と生命についての話をしたいと思います。

スピリチュアル好きな人に刺さるかも?しれません。

 

次元上昇?

スピリチュアル好きな人はよく「次元」という言葉を使います。五次元や高次元が云々などなど・・・。あまりにも皆さん普通に使用するので見逃しがちですが、よくよく考えるとよくわからない表現です。

 

一般的には「次元」とは、変数の数のことであり、場所を表す変数としてXYZ(縦横高さ)があるわけです。すなわち立体の三次元に対して、二次元は平面の世界で、一次元は線の世界と言われます。

 

もう一つスピではない人も使う表現として、「そういう次元の話をしているのではない」といった表現があります。これは会話の中で語られるトピックスの視点が狭く盲目的で、より広い視点を持った方がいいとう時に使う言葉と言えます。

 

さて、スピ好きの方がよく使う表現として少し前によく言われた「アセンション」も日本語では「次元上昇」というとのこと。今回もWikipediaを見てみます。

アセンション - Wikipedia

惑星地球の次元上昇 - ニューエイジ用語。 

魂または魂と肉体が共に、3次元の物質世界から4次元を経て、5次元またはそれ以上の次元に上昇すること。

とあります。もう少し調べてみると、極端な解釈では世界は滅び人間は肉体を捨て魂のみの存在になることといい、マイルドな解釈では人間的成長で生活の質がUPすることと言ったりします。

(正直私はこの「アセンション」とやらは全く詳しくありません・・・。今回このアセンションを調べたところますます混乱してしまいました・・・。)

 

ここまで述べてきて、ますますよく分からなくなりました。(笑) そして「次元」という表現に多くのイメージが内包していることがわかります。

霊術の世界観

さてさて、この世の生命は三次元(縦・横・奥行き)+時間(時間が本当にあるかはアレですが)に存在します。霊術の世界観では三次元のことを「現界」又は「限身界」などと称したりします。

 

「現界」とは現実の世界です。わかりやすいですね。そして「限身界(かぎりみかい)」は限られた身体の世界という意味です。この表現はわかる人にはわかるようです。すなわち何かが限られているというのは、物理法則に縛られているということです。

 

そして三次元が限られているということは、限られていない、又は限られの状況が異なる世界があることを示唆しているとも言えます。

 

本霊術において次元とは、この世あの世も含めた世界の構造の階層の名前に使用します。

多分に宗教的なのでそのような考えなのだな・・・ぐらいに楽しんで(?)読んでください。簡単にまとめると以下のようになります。

 

- 三次元:現界、人、自然界。生体を持ち生まれ来た、望みを果たす世界。
- 幽界:現界の過去を見返り、全てを清算する、現界生活の理念を忘れ離れる。
- 霊界:心を洗い神霊界に行く準備をする意識発生、過去と成った霊体は消える。
- 四次元:神霊界。諸神在住。霊体生活あり、諸総務、政治政務。
- 五次元:すべての生命を司る。
- 六次元:宇宙運行を司る。創造神。
- 七次元:宇宙を包合して司る。宇宙開闢。
- 八次元:絶対極無広大無変。

 

三次元と四次元の間に、幽界、霊界があるとしています。普段の霊術やヒーリングで関連するのはこの階層になります。人の魂がたどる世界の階層を示しています。

五次元以上はこの世の開闢と創造、運用を司どる根本神たちの世界とされています。八次元まで定義されてはいますが、そこはもはや普段実感することはありません。

 

次元の本質

スピ好きな人が用いる例、一般的な表現、そして本霊術の世界観で用いる「次元」を紹介してみました。

これら全てに共通して説明ができる物差しがあります。それは「抽象度」です。

 

本ブログ内でも紹介しています。

 

大周天と情報的身体 - 霊術と気功を伝統と科学で学ぶブログ

気功における実体と情報の連続について - 霊術と気功を伝統と科学で学ぶブログ

 

我々の三次元からは、上の次元(例えば四次元)の世界は断面的・部分的・知識的にしか分かりません。知識としてある場合はすなわち情報的に心で感じているということです。

 

逆に二次元を考えてみます。二次元は平面の世界。縦横しかない平らな世界。もし二次元界に人間(?)がいるとしたら、我々の三次元のことはどう見えるでしょうか?

 

おそらく我々三次元の人が四次元を知識で理解したり、曖昧な概念としてスピ的に感じているように、二次元の人間も三次元のとを理解するのが難しいでしょう。

 

よく例えられるのが蟻(アリ)の比喩表現です。比喩表現ですので、その蟻は地面で二次元的感覚(高さを知覚しないとする)で生きていることとここでは理解します。蟻たちが地面=二次元を移動している時、突如そこへ三次元の人間の足の裏(二次元)が現れ潰されてしまった。蟻たちにしてみれば突如現れた何かに殺されたように見えるでしょう。そしてそれがいつ起こるか分かりません。よって回避することはできません。

 

しかし踏み潰す方の三次元の人間には地面の蟻たちの動きがよく見えています。動き回る蟻たちを踏んづけることは容易いです。踏み潰さないまでも誘導するために策を入れる(溝や衝立を作るとか)ことも用意です。

 

ここでわかることは、次元の高低によって、①視点が変わること、②動かせる方向に制限の違い、があるということができます。

 

二次元の蟻にとっての三次元の人間のように、三次元の人にとっての四次元の存在のことを想像してみて下さい。

 

様々な偶然的な出来事。そして振り返ると必然であったような感覚。

もしかしたら異なる次元からの干渉があったのかも?とスピ好きな人は感じるかもしれません。



超情報場仮説と抽象度

前項の二次元と三次元の関係または三次元と四次元の関係は、端的にいうと「抽象度」の差ということができます。これはすなわち「超情報場仮説」です。

 

次元が高い = 抽象度が高い = 視点が高い+動ける軸が多い ということです。

 

動ける軸について別の表現をすると、三次元軸+心の自由軸 と言えます。心は「脳」の機能であり「内部表現」です。

 

抽象度が高い = 心の自由度 = 内部表現の自由度 と言えます。(超情報場仮説を理解している方からすると、ちと乱暴な解釈ですが、あえて断面的に・・・。)

 

魂と次元

さてもう一つ、「次元」表現と密接なのが「魂」です。この魂とは何か?については本ブログでも少し述べています。

 

人体の霊的構造(霊体、幽体、身体、魂) - 霊術と気功を伝統と科学で学ぶブログ

神と人と人間と その1 - 霊術と気功を伝統と科学で学ぶブログ

神と人と人間と その2 - 霊術と気功を伝統と科学で学ぶブログ

幽界と霊界について - 霊術と気功を伝統と科学で学ぶブログ

 

本霊術では、魂とは人の本質であり現界と神霊界(四次元)を行き来するものであるとしています。ここに次元の考えを取り入れてみましょう。

 

重要なのは、魂は肉体として三次元だけにあるのではなく、連続的に他の次元にも存在していると言うことです。

 

人は三次元で物理的生理的活動を伴う生命として存在します。そしてその人なりにまっとうし帰幽したとします。この時三次元界の肉体という形はなくなります。

 

これは魂が肉体を離れ(脱ぎ捨て)幽界、霊界、神霊界(四次元)へと移動していると捉えることができます。すなわち次元を渡っているということです。

 

逆にこの世に生まれ出でる時はどうなるのでしょうか?それは次のように解釈でます。

 

高次元に連続してある魂の一部が三次元にその一部を落とし(交差し)、その部分が肉体を持つにいたる(具現化する)。抽象度が高い高次元的な状態から、抽象度が低く肉体を持つほどの具体的な臨場感をもつ三次元に表れていると。人の本質である魂(の一部)が、三次元的肉体を持っているのであると。

 

魂は次元(超次元≒超情報場)の間を行き来し移動していると考えてみましょう。高次元的な魂的存在が三次元より高い次元(超次元)に存在する。その存在が超次元内を移動し、三次元に触れた場合、その時三次元の肉体を持った形を持った形で現れます。そして魂の超次元的移動は続き、三次元に現れる形=肉体も変化(誕生→成長→老化)していきます。そして最終的に魂は三次元を離れ肉体は消滅します。しかし魂は三次元にないだけで超次元的に存在し続けています。

 

先ほどの蟻の例のように、現界が二次元だったと仮定し、魂が球体(三次元的)だとします。この魂球が二次元(平面=ここでは現世)を通り過ぎていくことと同じです。

 

移動する魂が、現界に触れ点が現れ(誕生・受肉)そして円(成長)となり、魂いの移動に伴いその円の大きさが変わり(老化など)、最後には二次元限界を通り抜けて(帰幽)いきます。

これと同じことが三次元のレベルで起きていると捉えると良いでしょう。



魂の影響

人や動物が限界からいなくなったとしても、その情報は残っています。例えば他の人の思い出の中、その人のブログや著作物、縁の品々などなど。歴史上の人物であればその思い出と記録は代々受け継がれ、今でも人々の心にあります。

 

記憶としてそして情報的な存在として人々の中に心に、すなわち内部表現(の一部)の中にあり、影響を与え続けていると言えるでしょう。

 

またこの記憶による影響が自覚がある場合と、無い場合はあるかもしれません。

 

これは肉体が消滅しても魂は存在し(実在ではない)、肉体を持つ現界に影響を与え続けていると考える一つの解釈と言うことができます。

 

さらにもう一歩踏み込んで、魂は次元階層である超情報場のどこかに存在していると捉えても良いのではと考えます。

 

 

情報場の海にある魂や情報が何らかの形で現界に影響を与えていると解釈できます。そしてその魂の断片を霊と捉え操作することで現界の状態を変える一つの方法・技術が「日之色霊術(Sun-Light Yellow Arts)」なのです。

 

本日はここまでといたします。