気の玉が出来ないよ!
気の玉が出来ないよ!
ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。
本稿では気の玉を作ろうとしても、いまいちうまく行かない人に向けて書いていきます。
認知科学式気功を直接どなたか先生に指導をしてもらっている方は、伝授システムでサクッと出来てしまう場合もあります。
しかし気の玉の伝授を受けていない、又は伝授は受けたけどいまいち感覚が掴めない方の参考になればと思います。
気の玉の重要性
個人的には、自分で出した気を感じることよりも、気の玉を作り感じる方が重要と考えています。
気の玉のワークの基本は、両手で仮想のボールを持つことにより、本当にそこに気の玉(ボール)が有るように感じる事です。そしてそのボールを転がしたり、大きさを変えたり、なでたり、玉の手触りを変えてみたりと、その気の玉をコントロールするのです。
気の玉を作り感じる事が出来ることで、気功に関する様々な基礎が出来ていることになりまます。
気を感じる仕組みは共感覚です。脳と心の作用が手のひら内にある気の玉を感覚としてとらえているのです。
また、気の玉を通して情報空間(非物理)にアクセスをするのと同時に、気の玉を感じる内容を変化させることにより、自分の内部表現を変化・コントロールしていくことになるからです。
気の玉を感じるコツ
伝授を受けたのにいまいち気の玉が出来ない方は、どこかに見落としがあるかもしれません。その例をいくつか紹介いたします。
もちろんこれらがすべてではないですし、人によって異なるので、色々試してみて下さい。
ボールを持つイメージがずれている
”気の玉を両手で持つように”と指導される方が多いかと思います。その際に以下のようなイメージを持っている方がいるかもしれません。
もちろんこれでも絶対にNGなわけではありませんが、以下のイメージのほうがより、感じやすいです。
しっかりと手のひらから指先まででボールをとらえています。
このほうが、イメージする気の玉の表面を手のひらに感じる気感=共感覚が強くなると思います。
このイメージの状態で、玉の表面にぴったりと付けたまま手を滑らせたり、玉を回転させ足りしてみましょう。臨場感がポイントです。
またボールの臨場感を得るために、実際のボールを使ってみてください(ソフトボールとか)。大きいもの小さいもの、重いもの軽いもの、すべしべしたものざらざらしたもの。なんでも構いません。多少球形でなくてもかまいません。
その時の手や腕の感覚をよく覚えておいて、気の玉のワークを行う際に思いだしてください。臨場感が増すはずです。
手首から先だけで行おうとしている
しっかりと気の玉(ボール)の臨場感をもってワークを行っているつもりなのに、気の玉を作ることができない場合は、これを疑ってみて下さい。
気の玉を転がしたり表面を撫でまわす動作をするとき、肩甲骨から指先までが連動して動いているかどうかです。少なくとも腕全体がゆるゆると連動して動く状態が必要です。
このためには体のリラックスが重要です。脇も緩める(少し開けるぐらいで)必要があります。
リラックスと手のひら以外の筋肉がゆるゆると動く状態を作ると、感覚が研ぎ澄まされ感じやすい状態になることが出来ます。
手が冷たい
手が冷えていると気を感じるのが難しいです。
解決法は温めることです。物理的に温めて下さい。
軽い運動で手が温まる方は、それがベストです。
しかし軽い運動では温まらないような方は物理的に温めます。
その例として、お湯につける、蒸しタオルでくるむ、ドライヤーを当てる、両手のひらを強くすり合わせる(擦手という中国気功のワークでもある)などです。
方法は何でも構わないので、自分に合った方法でお願いします。そして温まった手の感覚をよく覚えておいてください。
体勢を変えてみる
気の玉を作るワークは、座って行う場合が多いでしょうか?
立って行ってみましょう。
そして軽く柔軟運動をしてから気の玉のワークを行ってみましょう。
立った時に、以前紹介したスワイショウを行ってみましょう。
最後に
いかがでしょうか?
ワークを行ってみていただけましたでしょうか?
気の玉は認知科学式気功にとって基本且つ最重要な項目です。
楽しみながらワークしてみて下さい。
本稿の最後にいくつか参照のリンクをつけておきますので、ご参照ください。