霊術と気功を伝統と科学で学ぶブログ

Sun-Light Yellow Arts :あともう一つの解決方法をあなたに

丹田に封入せよ!

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。

今回は初心者の方が、やりこむべき気功のワークを紹介いたします。

認知科学式気功の超基本技術である、”封入”のワークになります。

やりこみましょう!!

※封入について全くわからない方は、弊弊ブログの下記リンクを参照願います。

thekerrias.hatenablog.com

 

封入の練習にBEST

封入は、気の玉又は特定の情報が入った気の玉を、対象に押し込むことにより、押し込まれたものの機能の強化を習うもの、又は押し込んだ情報を付加することでその押し込み先の機能に付加機能を持たせるものになります。すみません。また難しい言い回しをしてしまいました。

簡単に言うと、”情報を転写して、望みの機能を持たせる”ことになります。

今回のワークの押し込み先は丹田になります。丹田は人体にある気的な中枢になります。人体解剖図にはありません。情報的な身体機関になります。”丹田に封入”は、初心者におすすめの気功の練習方法です。

丹田とは超簡単に言うと

一般的な場所としては、上丹田=額の奥・大脳前頭前野松果体(その他脳幹含む)、中丹田=胸の中心壇中・心臓や胸腺、下丹田=下腹(へその下)と言われています。(この辺は流派や指導者によって微妙に違います。実際に物理的な器官があるわけではないので、あまり細かく考えないでよいかと思います。)

これら丹田は、上丹田=頭の良さ・ひらめき、中丹田=愛・情、下丹田=体力・胆力を司っていると言われています。チャクラとも連動しますが、今回は割愛します。

ですので、封入先に丹田をチョイスすることは、気のボールを作るリアリティ、封入するときの感覚と手触り、押し入れられる感覚と丹田の効果を得ることができます。大事な項目を練習できる一挙三徳の方法です。

丹田への封入

三つの丹田は好きなところを行えばよいです。しかし順番をつけるなら、下からがセオリーになっています。一番トラブルが出にくいと言われています。

ご自分の足りない部分を認識している方は、その丹田から始めても問題ありません。下からやならきゃダメだ!と思うと、やる気がなくなる方もいますので。 

封入の方法はおさらいすると、①気の玉を作る。②押し込む。 と非常に単純です。しかしここで注意しなければいけないのは、①気の玉は、本当に物理的にボールを持っていると感じるぐらいリアリティがあったほうがよい。②押し込むときに物理的なボールを無理やり入れるような、感覚がほしい。押し込む側の手には、本当に入るのか不安になるくらいの抵抗が欲しいです。③そして入れられる丹田側にも、”おいおい本当に入れる気かよ苦しいよ”ぐらいの感覚があるとベストです。

この感覚は、一回一回丁寧に、リアリティを感じつつ行っていくうちに体感を得ていきます。最初は非常に感覚が薄いです。しかし繰り返すうちにだんだんと感覚が強くなっていくはずです。

丹田の練習(気の玉を作って封入)の回数は特に決まっていません。出来るだけ多く・・・です。自分のライフスタイルに合わせて行ってください。ちなみに私は時間を決めて行っています。

例えば今から10分と決めて、スマホのタイマーをかけてひたすら行う方法です。

隙間時間を利用する場合は、一つの丹田で2分とすれば6分となりますね。これであればどこでも、会社だったらトイレの中でもOKですね。

ちょっと補足

その1

認知科学式のレクチャーを何度か受けたり、いろいろなご同業の方のブログを読んだりしている方は、伝授が必要では?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん伝授はあったほうがよいですが、なければできないというわけではありません。丹田へ封入はそれだけで様々な訓練・効能を包含していますので、伝授の有無にかかわらずやって損はないものです!

その2

この丹田へ封入のコツは、奥へ奥へと押し込むとことです。

丹田であれば後頭部まで。中丹田であれば背中の胸椎7番ぐらいまで。下丹田であれば仙骨まで。

これは一部の中国気功や太極拳などで採用されている、丹田呼吸をする際に奥に奥にと意念する方法に似ています。私の知っている太極拳の流派では奥に奥に意識することで、体の外(背中より後ろという意味)に意識を置くように指導していました。

このように丹田は”奥に奥に”を忘れずに行って下さい。皮膚の表面に丹田はありません。

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以前訪れた玉置神社です!

 

三つ子の魂百まで

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。

今回はちょっと軽め(?)のスピリチュアル雑記です。

 

「三つ子の魂百まで」についてです。しかし一般的な意味ではなく、亡くなった師匠の解釈、すなわちIKTM流(私が修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)の解釈について紹介いたします。

三つ子の魂百まで

一般的な意味としては、「幼いころの性格は年をとっても変わらない。」や、「幼い頃に出来上がった性質は一生変わらない。」が一般的です。「三つ子」の部分に関しても、そのままの意味の三歳(数え年かもしれないですね)ととる場合や、乳児期や幼児期などその解釈は緩かったりするようです。

 

現在の様々な知見では、乳児期の体験・経験、親との接し方、環境などがその子の性格・人格形成に多大な影響を残すことがわかっています。昔の人は体験的・経験的にわかっていたのでしょう。

 

また生まれてすぐの乳児にも性格や個性は存在しており、その時の性質をそのままに、もしくは近い形で大人になっていくといった経験もある事でしょう。

(この辺は個人的には少し弱いかな?と思います。たしかに乳児期の性格の色を残して大きくなりますが、必ずしもそうではないな・・・と感じることことも多々あります。この辺は人それぞれ経験的に異なるかもしれませんね。)

シミュレーションしている

IKTM流では少し違った解釈をします。

 

3才までに、その人の一生に起こる出来事をシミュレーション又は予行練習している、と解釈します。一生に経験することを形を変えて経験をするとしています。

将来と同じような経験をするパターンと、一見違うが関連する経験をするパターンがあるので、その見極めは極めて困難とされています。

 

例えば、将来大きなけがをする場合は、小さな怪我をする場合があります。また多くの人に頼りにされる人生を送る人は、多くお友達とかかわることがあります。このようにわかりやすい例もありますが、全く関連が思いつかないものもあります。(一般的な関連性がないので、その例を示すのも難しいです。)

親は何をすべきか?

子供の経験内容はほとんどが親の選択肢で決まってきます。これは避けようがない事実です。

 

では我が子の将来をよりよいものにするには、親(又は親の代わりの人)は何をすればよいのか?ということが気になるわけですが・・・

 

結局は、色々な体験をさせてシミュレーションをさせることで、将来なにがあっても乗り越えられる人になること、となるでしょう。

 

親としては、こうなってほしい、ああなってほしいという願望はあるのですが、結局そのシミュレーションをどのように生かすのかはその子次第ととなります。

 

言い方として「シミュレーション」としていますが、現在の一般的な子育ての考え方を包括するものですね。あまり違和感はないかもしれません。(まぁ幼児教育の専門家からするとちゃんちゃらおかしいのかもしれませんが。)

 

しかしここでIKTM流ならではの注意点です。上記の考え方はあくまで一つの考え方です。IKTM流の考え方ということです。そしてIKTM流はスピリチュアルな思想が満載です。神霊界、魂、入魂、使命などいかにもなワードとストーリーがあり、この三つ子の魂は百までの意味がシミュレーションであるといった説明になります。この辺はまたどこかで備忘録として書くと思います。

ですので、まぁこんな考え方をする人もいるんだね、ぐらいでお願いします。

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明治神宮です!

 

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浄化と邪気をとる

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。

今回は認知科学式気功の主要技術である”浄化”と、IKTM流(私が修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)の邪気をとる方法の共通する重要な点と存在する差異について考察したいと思います。

浄化の技術

認知科学式気功における超主要技術として”浄化”の技術があります。

不要な情報(=気)を除去することで、文字通り”浄化”を行う技術です。人体に使う場合、筋肉を緩めるたり、病気や病状(痛み等)に使用することが多いです。

ものに使うこともできます。(よくスマホを浄化します)

対面して施術する場合は、施術したい部位近辺(空中)に、取り除きたい情報を共感覚で感じながら、手で押し出す要領で気を取り出し(除去)ます。手を直接人体に触れて行う場合は、手のひらを触れた状態で素早く滑らすように、気を抜いていきます。これは”祓う”と呼ばれることもあり主に四肢の浄化に使用されます。

目の前にヒーリー(クライアント)がいない場合は、ヒーリーのアバターを召喚してそれに対して行います。アバターは全身でもよいし部位で呼び出しても構いません。

上記の方法はあくまで一例で、浄化の技術は多彩につき、ヒーラーの施術対象や営業スタイルにもよりますし、人によって浄化の対象や方法がことることがあります。

いずれにせよ、科学的にいらない情報を抜く又はその場所から消すという作業と言えます。

以上が”浄化”の技術の超ザックリとした内容になります。

邪気をとる

IKTM流でも、不必要な気(=邪気)を除去する技術があり、同様に超主要技術と位置付けられています。ただしこの技術はほぼ病気・病状の改善に特化しています。

人体に重なって存在する邪気(胃に疾患がある場合は、邪気も胃に重なるように存在すると考える)を、手から出る気を使って押し出す又はかき出すように邪気を体外へ排出させる技術です。邪気が除去された部位は邪気がなくなることで自然治癒力が戻り、平癒していくという理論です。

手のひらをぴったりと患部に着け、ゆっくりと滑らせながら気を発し、対象となる部位の邪気を押し出し、体表に移動したその邪気を反対の手ですてる動作を行います。(知っている人が読んだら、IKTM流の世を忍ぶ仮の名前がばれそうですが・・・まぁいっか。)

手の動作はいくつかのパターンがありますが、細かく定められており、論理的に一回の動作でより多くの邪気が取れるようにデザインされています。

これらは、神道古神道)的な穢れの除去の思想に基づいていると私は考えます。

以上が”邪気をとる”の内容になります。

重要な共通すること

これまでの内容を読んでいただければわかるように、かなり似た技術であります。少し整理と追記をしてみましょう。

邪気=情報をとる

不可視の情報=気=邪気(今回の文脈では)を、手で除去することは全く同じです。手を使うのは臨場感を上げることで、気をとらえやすくしているためと推察されます。

邪気を捨てる

認知科学式では抜いた情報についてあまり語らない人もいますが、その扱いは慎重に行っています。その辺にポイとすると、気分が悪くなったり、感情がコントロールできなくなったり、妙な事(?)が起きたりしますので、情報空間にしまったり窓を開けて喚起したりします。IKTM流もおなじです。抜き出した邪気は水に流して処理します。その辺にポイは推奨されません。

いずれも邪気は目には見えないがほぼ実体があるという認識です。そのような情報と臨場感で扱っているということです。

手が体にふれてもふれなくても

IKTM流の邪気をとるの基本は体に触れます。しかし効果は薄れますが認知科学式のように行うことがあります。皮膚病や重度の痛みなど触れることができない場合はそのように行います。

逆に基本的に触れないことが多い認知科学式でも”祓う”ような動作もあります。特に気功初心者には理解しやすい方法論です。

これらの方法論を拡張理解していくと、どちらも遠隔治療が出来て当たり前の方法論になっていきます。(いずれどかかで、考察します)

違いがあること

逆に違うところもあります。なぜ異なるのか?異なる意味を考察してい行きます。

気感(臨場感)の要・不要

認知科学式では共感覚による気感は必須です。気感が臨場感を生み、情報空間へのアクセスをスムーズにします。情報空間=内部表現の書き換え・移動は気感=共感覚が必要です。

対してIKTM流については気を感じる必要はありません。感じる必要はないのですが、気を出す意識(意志)、施術の対象部位(胃を施術するなら胃)への意識フォーカス、各種所作(手の動きや速度)が細かく設定されることにより、技術発火のトリガーとしていると解釈できます。

施術対象 生物のみか、なんでもOKか

認知科学式の浄化技術はその対象が非常に豊かです。生物、無生物だけでなく、土地や建物、情報や概念的ななものまで、ありとあらゆるものに対して浄化の技術を行うことが出来ます。(ただし臨場感を持つことが出来れば・・・ですが)

IKTM流の”邪気をとる”技術は使用対象が生物に限定されています。人以外の対象はペット多いですね。気感の要不要でも書いたような各種制約+生物への限定をすることにより、発火する技術がの効果が増幅されていると考えられます。

まとめ

それぞれの進化の過程で分岐した項目もありますが、認知科学式の”浄化”とIKTM流の”邪気をとる”は臨場感を生成するプロセスが異なるだけで、本質は同じものと考えます。

科学的な情報を抜く又はその場所から消し去るための技術が、神道の穢れの思想とつながっているのは大変興味深いですね。(ベクトルが逆かな?)

あくまで私個人の見解ですのでご容赦を。

 

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晴れた明治神宮

 

九字印 おかわり

今回はIKTM流(私が修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)の九字印についてもう少し突っ込んで紹介いたします。

 

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九字の格子の描き方いろいろ

九字印の切り方には大きく分けて二つあります。一つは九つの文字を一つ一つ手の印として組んでいくやり方。もう一つは空中に九つの線からなる形を書いていくやり方です。

広く行われるのは、空中で格子を描くやり方です。このやりかたを早九字とも言います。(流派によりまあすが) IKTM流では”カゴメ十字”と呼んでいます。

この格子の描き方にも様々な流派があります。いくつか紹介します。

1.自分から見て左上から右上へ横に線を引き”臨”とし、次に左上から左下に縦に線を引き”兵”とし、次に”臨”の線の下へ水平に線を引き”闘”とし、次に”兵”の線の右に縦に線を引き”者”とする・・・といった具合に、左上から交互に順番に格子を描いていくやり方です。これが最もポピュラーな方法です。

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格子の描き方1


2.自分から見て左上から右上へ横に線を引き”臨”とし、次に左上から左下に縦に線を引き”兵”とし、次に左下から右下に横に線を引き”闘”とし、次に右上から右下に縦に線を引き”者”とする。この時点で大きな四角形を描いている状態です。次にその四角形の中に小さな四角形を描くように、同じ順番で、上辺を左から右へ”皆”、左辺を上から下へ”陣”、下辺を”烈”、右辺を”在”、最後に真ん中を左から右へ”前”となります。

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格子の描き方2

3.左から右へ線を引き、その真ん中を縦に線を引く、これを9回繰り返すやり方。

 

4.左上から左下へ縦に線を引き”臨”、左上から右上へ線を引き”兵”、臨の線の右横に線を引き”闘”、兵の線の下に横に線を引き”者”、あとは同じように、”皆””陣””烈””在”まで線を引き、最後に格子の中心に向かって上から線を引いて”前”となります。

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格子の描き方3

IKTM流は4を採用しています。

ちなみにこの格子のことをIKTM流では”追い込み籠”と呼んでいます。対象とするものを追い込んで逃げることができない状態にする籠です。個人的には2の方法が一番理にかなっているかもしれないと思っています。

普賢三摩耶印

九字印は九つの印又は軌跡を組み合わせることで、九字の九字たる効力を発動させる技術です。しかしIKTM流では一つの印で九字を表すとした技術があります。

その印は”九字一文字印”と言われています。これが基本とされています。この印を組み、意識を集中して、印を切る、ことにより除霊に必要な霊を吹っ飛ばす力が出るのです。ほんとです。たぶん。

この九字一文字印は”普賢三摩耶印”と言われる印に近い形です。(変形普賢三昧耶印と仮称します。)

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普賢三昧耶印

認知科学的な解釈をしてみしょう。普賢三昧耶印は九字印の最初の印である”臨”の時の組まれる手の印です。(流派によります。別の印を”臨”にあてる流派も多いです。) この印に後述する意味を持たせることにより、九字の効力の臨場感を増幅させつつアンカーとし、この変形普賢三昧耶印を切ることをトリガーとしていると解釈できます。

奥深い印

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九字一文字印

変形普賢三摩耶印ですが、その手印を親指側から見ると、人差し指と親指の配置が”人”という漢字に見えます。また人が胡坐(あぐら)を組んでいるようにも見える事から”胡坐印”とも言われています。これも人を合わらすことになります。

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人 胡坐

印は文字でもあるので、”人文字” → ”ひともじ” → ”一文字”となります。すなわち”九字一文字印”となります。

また水平に構えた二の腕が”地・この世”を表し、上を向いた人差し指が”天・神”を表します。

このように、一つの印の形に複数の形と意味と音(いわゆる言霊”ことだま”)が込められているものなのです。

その他ほとんどの印にその形と意味が複合的に組み合わさっているのです。よって初学者とベテランではその印の意味が変わっていき、そしてその効力も変わるという仕組みの様です。

私はまだそのほんの入り口にいるのだと感じます。

書籍紹介:超能力回路を開く

ほんじつはおめでとうございます。The Krria Sと申します。l

本日は書籍の紹介(?)です。紹介になるかはちょっと微妙ですが、いずれにせよある本について述べていきたいと思います。

今回紹介する書籍は、

超能力回路を開く―眠っている脳を目覚めさせよ 山岸 隆 (著) ハート出版 (1987/10/1)

および、

超能力回路を開く〈2 実験編〉―あなたも出せる超エネルギー 山岸 隆 (著) ハート出版 (1991/8/1)

です。

いずれも故・山岸 隆 氏の本です。

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書籍:超能力回路を開く

著書によると山岸氏は薬剤師であったとのこと。不識な能力に目覚め(突然できるようになる)、理系な考え方に基づき、その不思議な能力をどんどん広め、その使い道を研鑽していった方です。その能力はカセットテープやCDなどを媒介して他人にも伝授することができるとのとこです。

山岸氏の死後、その遺志を引き継いだいくつかの団体と個人がいまでも活動をされています。(まぁ色々あったのはしょうがないことです。)

さて、表題の二つの著書ですが、不思議なエネルギー(?)の使い方や考えかたを、やさしい絵と口調で説明されていいます。そのエネルギーそのものについての記述よりも、どのように使うのか?に主眼が置かれています。一部スピリチュアル的な表現をされておりますが、おどろおどろしくなく、淡々とした印象です。

文中”エネルギー”と表現するものを”気”や”情報”と置き換えると、認知科学式気功の源流を垣間見ることが出来ます。その技術の内容は、認知科学式気功に共通するところが多く感じました。いくつか紹介いたします。

エネルギーの玉

認知科学式気功の気の玉のワークと同じようです。ただし今現在の技術体系のようにシステマチックな感覚の得方ではないのですが、エネルギー=気の玉を作り、操作するのは同じです。

浄化を行う

著書ではエネルギーを送ることと、マイナスのエネルギーを抜くことでヒーリングを行うことをさしています。体の周りのマイナスのエネルギーを抜く場合や、臓器のマイナスのエネルギーを抜く例なども示されています。

意識で相手や相手の臓器を持ってくる

著書では仙骨をエネルギー(情報)として取り出し、その仙骨を意念と手技で可動させることにより、ヒーリングを行う例が示されています。また”抜魂の術”として、認知科学式気功でいうアバターをもってきて扱う例が示されています。

封入を行う

エネルギーの玉を物に封入する例が示されています。シールに封入して集客に成功した例などがあります。またもっと大きな家などにも可能です。これは封入のフレキシブル性を示す良い例で、認知科学式の封入を行う方にも、固定観念を覆すよい例かと思います。

エネルギー伝達の距離は関係ない

文中では手かざし治療とは異なるという意味も含まれていました。しかし様々なパターンで、目の前にいなくてもエネルギーが伝達することを実験しています。

式神によるヒーリング

これは認知科学式気功の表現ですが、超能力回路を開く2のP192に以下のような表現があります。

初めに患者さんの魂を「抜魂の術」により取り出します。取り出した魂のところに、「降神の術」で浄化の上手な神を呼び、浄化をしてもらいます。

魂=アバター、神を呼び浄化を依頼=式神ヒーリングであると、容易にわかります。

 

本書を読んで技術が習得できるものではないですが、気や情報の操作・応用例の資料としては大変貴重な内容かと思います。

古い本ですのですでに絶版でしょう。古本屋で見かけたら是非お手に取ってみてください。

印と九字印について

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。

今回はIKTM流(私が修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)の特徴でもある、印について述べます。その中の九字印について紹介いたします。

印とは

アニメ/コミックの”NARUTO”の”それ”と言えばわかるかと思います。忍者だけでなく仏教密教僧や修験行者も行います。(まぁ私はおっさんなので孔雀王ですが)

そして主に手で組んで(結んで)表すのが”印”であるとイメージするかと思います。ですが実際にはそれ以外の動作を伴ったり、体全体で印となすものもあります。動作・身体含めて”印”です。複数の印を組み合わせることもあります。

また印を組むと同時に呪文(真言など)を唱えることがあります。声に出すパターンと出さないパターンとあります。中国気功のとある流派では、手の印と数字の発音を組み合わせた技術もあります。

”印”は流派、伝承、改良、再定義など歴史と研鑽をへて現在へと伝わるものなので、同じ種類の印でも様々に分化しています。形が違うもの、形は同じだが意味が異なるもの、名前だけ同じで全く異なるものなどいろいろです。何が正解で何が間違えはありません。その”印”の歴史の中で育てられたものです。

何のために印を組むのか

印を表すことを一般的に”印を組む”又は”印を結ぶ”と言います。手で印を作るときにはしっくりくる表現でしょう。そして組んだ印に効力を与える(発動する)ことを”切る”と言います。この辺りも流派によって異なるのでちとややこしい。

では何のために印を組んで切るのか?

NARUTO”では、忍術発動の前に行っています。基本的にはそういった使い方かと思います。印を組んで切ることにより、一定の効力を出そうとします。

印の目的・効力は様々です。除霊や浄霊のため、自己の能力をブーストするため(身体能力のアップなど)、特殊な能力の出現(透視能力や読心術など)を狙ってなどなど。

いずれにせよ、何らかの効力を得るためのトリガーであることは変わりません。

ラグビーの五郎丸選手がルーティーンとして印(独鈷印)にみえる手組をしていたのは有名な話ですね。

九字印について

ようやく今回の本題です。

九字印も、様々な流派や解釈によってものすごく分化しています。インターネット検索やyoutubeを検索するだけでも実に様々なものを見ることができます。

今回紹介するのはIKTM流九字についてとなります。他の流派とは一部内容が異なりますので、これがすべてと思わないで下さい。

九字印は以下のは9つの印を結ぶものです。

1臨(りん) 2兵(ぺい) 3闘(とう) 4者(しゃ) 5皆(かい)
6陣(じん) 7列(れつ) 8在(ざい) 9前(ぜん)

流派にっては、2ぺい→びょう(こっちのほうが一般的)、6陣(じん)→陳(ちん)、8在→前、9前→行(ぎょう)のうちのいくつかが変更になっているものも有るようです。

またこれらの一文字一文字に手印(手を組む印)があるものや、素早く空中に格子を描くもの(早九字)、同じく空中に梵字を描くもの、空中を交互に袈裟切りするものなど様々なやり方が存在します。また手印の形も微妙に異なっていたり、全く違うものもの有るようです。

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早九字の例

九字印の用途

IKTM流では主な用途として”除霊”に使用します。

”除霊”の定義もこれまたいろいろあってやっかいなのですが、ここでは”人に影響を与える霊的存在を移動させて影響をなくすこと”と思ってください。

霊的影響を除去るすることにより、困りごとの好転や願望実現などを行うことを目的とします。

除霊に必要な技術である”祓い”の基本が九字印になります。この祓いは先述したように霊を移動させるのに、殴り飛ばして除去するイメージのものですね。

ですのでまとめると

九字印を使って人に影響する霊を殴り飛ばして除去することにより霊的影響を除去する

となります。

今日はここまで

九字印の超基本のみの紹介になってしまいました。

まだまだ紹介したい事柄がありますので、別途紹介いたします。たぶん。

だからどうしたら気を感じれるんだよ!

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。

本稿では、過去2回にわたって気を感じることができない人に向けて解説をしていきましたが、その追加となります。

「おまえさんの言う通りやったのに、ちっとも気を感じられないじゃないか!」

「論理はイイんだよ、論理は!!」

「だからどうしたら気を感じれるんだよ!」

はい。すみません。(;´Д`)

今回はそんな方たちのために、いくつかのワークを紹介します。どうぞお試しください。

温める系

感じる部分の体温を十分に上げる必要があります。

特に初心者のうちは必須です。ですのでそこにフォーカスした方法です。

手のひらで感じることを主眼とするので、基本は手についての説明になります。

お湯で温める

洗面器などにお湯を張りそこに手を漬けます。

心地よいぐらいの暖かさが良いでしょう。十分に温めます。ふやけない程度に。

お湯から出した後軽く手をふき、手を向かい合わせたり、気の玉を作ってみましょう。

手をすり合わせる

両手のひらを合わせてこすり合わせます。30秒程度は行った方がよいでしょう。

有名(?)な高藤聡一郎氏の本では、アイロンぐらいに熱くすべしと書いてあります。私も実際に強く長時間すり合わせたことがあります。結果軽くやけどをしてしまった・・・・( ;∀;) ですのでほどほどでよいです。

これは温める以外に、刺激を与える事でもあります。多くの流派、セミナーで採用されている最も一般的な方法ですね。

運動も合わせてみる系

ジーっと手の感覚に集中するとどうしても体こわばってしまう人がいます。そんな人は簡単な動作を伴いながら行ってみるとよいでしょう。中国気功の動作を参考にしていますが、そこまで深く考えずに、気を感じるための一つの切り口だと思ってもらえればよいでしょう。

開合動作

両手に平を胃の前20cmぐらい前で向かい合わせ、息を吸うときに開き、息を吐くときに近づけます(くっつけない)。手のひらの感覚をよくよく観察しながら、しばらくその動作を続けてください。

腹式呼吸や逆複式呼吸が出来ればベストですが、そのせいで緊張しては元も子もないので、自然な呼吸でよいです。

慣れてきたら、近づける遠ざけるときの呼吸を逆にしてみましょう。呼吸の長さを変えてみましょう。苦しくならない程度に伸ばしてみましょう。

動作をしながら、手のひらの感覚に意識を向けましょう。小さな変化も見逃さないように。私はふわふわとした抵抗を感じます。

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開合動作

机を拭く動作

両手のひらを下に向け、両手で机を楕円形に拭くような動作をします。この動作は立位で行い、片足を前に出して、両手で一つのふきんを押し当てて拭くイメージです。

この時も両手を前に出すときは息を吐き、戻すときに息を吸います。手が前に出したとき前足に体重を乗せ、手が手前に来た時には後足に体重を乗せます。

慣れてきたら、出す足、呼吸の順逆、楕円の内回り外回りなどを変えてみてください。

こちらも動作をしながら、手に平の感覚を研ぎ澄ませます。私はつるつるした感覚を得ます。

以上の二つは前記した高藤聡一郎氏の錬気功の”開合”と”摸魚”ですね。私はこの二つの動作で気を感じることができたので紹介しました。

手のひら以外で感じてみる系

多くの人は手のひらで感じることが多いのですが、ほかの部位が得意な人がいます。いくつかの例を紹介いたします。

顔で感じる

指先から気を出す意識で、その指先を以下の部位に向けて、ゆっくりと動かしてみます。

人中(鼻と口の間)、ほっぺ、額

特に人中で感じる人が非常に多いですね。

目で見て感じる

手のひらを向かい合わせて気を感じる際に、その手のひら間の空間を見ます。凝視でもよいですし、ぼやっと見てもよいです。色々試してください。

また逆に、目を閉じたほうが感じる人もいます。

これは、視覚と手のひらの触覚がリンクしたほうが良い人と、視覚が邪魔する人がいるためです。

人体以外で感じてみる

手のひらや指先以外から発する以外の気を感じてみましょう。ただしいわくつきそうなものは避けてください。(呪物とか・・・)

例えば、ペットなどの動物、水晶などのパワーストーン、電化製品又はコンセント(感電注意)。

スピリチュアルに親和性がある人は、お守り、神代文字、タロットなどのカードなど。

色々なものに手をかざして感じてみて下さい。ただし変な人と思われない範囲で。(早朝の伊勢神宮に行くと、いろんなところで気を感じようとしている人がいますね。(;´Д`))

本日はこれまで

いくつかの気を感じる方法を書いてみました。もう少しありそうなので、どこかで紹介いたします。

気を感じるコツは、少しでも感じたような気がしたら、その時の体と心の状態を覚えておいて、再現・増幅させるような意識ですね。気の感覚は非常に微細です。その微細な感覚を伸ばしていくのです。

そして楽しむことが重要です。いやになっては意味がありません。

では、気軽に頑張ってください。

 

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そもそも気の感覚がないよ!後編

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。

本稿は前回の続きです。

 

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気をなかなか感じることができない人向けに書いています。

リラックスしてトライです!

気は情報

これまで(前回まで)の説明では、物理的な感覚受容体からの情報信号又は思考情報によって、手のひらに気感を得る原理を説明してきました。しかしこれだけでは色々と説明がつきません。このままではまさに気を感じすのは”気のせい”となってしまう可能性があります。

ここで重要な概念を受け入れる必要があります。

気は情報である

です。様々な考え方がありますが、ここではこの概念を肯定してください。

そしてもう一つ重要なのが、この世のすべてのものが情報である(超情報場仮説)ということです。

これは仮説ではありますが気功を考えるうえで重要な概念です。簡単に言うと、この世のすべては情報であり、物体は情報の抽象度が低く臨場感を誰しもが持つ状態のものである、とするものです。

物体も情報、思考も情報、そして気も情報です。すべてが情報であるという概念で地続きであると考えます。そして人も情報の集合体です。肉体を構成する情報、思考を構成する情報(内部表現とも言いますね)などです。

そして情報は伝わります。単純に考えると、画像や言語の情報が光や音の波などとして伝わることは簡単に理解できると思います。また小説の著者が考えた内容(情報)が本となり、読んで(視覚+言語でインプットして)、感動して涙がでたりします。これは伝達された情報によって、生体反応が出るもう一つの例です。

また距離が離れていても、そして非言語でも伝わります。この”伝わる”の究極の原理は不明です。しかし私個人的には量子もつれの現象に酷似していると思っています。粒子の状態(スピン)という情報は、どれだけ遠く離れていても光の速度を超えて一瞬で伝えることができます。非常に不思議な現象ですが観測され証明されています。情報の伝達に距離が関係ない一つの例です。

ここでも、なぜ情報が伝わるんだ?と考えすぎないで、量子の世界ではすでにあることが証明されてるんだな、と思ってください。

気をキャッチする

手のひらで気を感じる例として、手指先から出た気を手のひらで感じることを考えてみましょう。

一人で行う場合の気を感じるプロセスとしては、①右手指先から気を出すと念じる(思考する=気を出す情報を書き込む)、②左手のひらでその気を感じているはずと思う(思考する=気(情報)をキャッチする意識) となります。あくまでも自分人の内部で情報のやり取りをしています。(内部表現の書き換え!)

この時ポイントなのは、②の気をキャッチしようとする意識です。能動的に自己の情報を操作(書き換え)しています。

では次に、他人の指先から出る気を考えてみましょう。

そのプロセスは、①相手が指先から気が出すと念じる(思考する=情報が脳と心に書き込まれる=情報となる)、②気をうけとる(能動的に感じる=情報を入手する → 脳にその五感の状況と非言語の領域で書き込まれる)、③気を感じる(これまでの知識と経験から無意識レベルの脳の処理により、手のひらの感覚へと再マッピングされる) となります。

②や③の時、相手の手や自分の手のひらを見ていると、見ているから感じてしまうのではないか?と思う方もいるかもしれません。現段階ではそれでもいいのです。視覚が手のひらの感覚に再マッピングされているので、一番大事な共感覚はできていることになっています。

気を感じていることを否定しない

自分一人でやるにせよ、誰かとやるにせよ、この気の感覚は非常に微細です。異世界漫画のように手から炎が出るくらいの感覚があるなどはありえません。

ですので、少しでも何か感じたら、その感覚のフォーカスしていきましょう。そして育てるつもりで感じ続けてみましょう。

「感じるはずがない」「気のせいだ」と思わずに、感覚を大事に楽しみながら続けてください。

途中でその感覚が消えてしまったら、思い出して(思考してインプット)感じるかどうかトライしてみましょう。

最初は日によって、体調によって、気分によって感覚が安定しません。初めての自転車がうまく乗れないのと一緒です。脳へのインプットと再マッピングを繰り返すのです。

そしてリラックスが重要です。

気を感じるためにはリラックスが需要です。手のひらもそうですが、腕、肩、表情、肩、背中などなるべく全身のリラックスです。

リラックスにより、血流の上昇、思考のクリア化、感覚受容体の感度上昇などが引き出され、結果として気を感じる素養が出来るのです。

本日のプチワーク

本格的な気を感じるワークです。気を感じるように感覚を研ぎ澄ませるのがコツです。

プチワーク4

プチワーク3(前回参照)の状態から、手のひらを向かい合わせたままゆっくり左右に放していきます。数cm離した状態で手の位置を前後上下にずらしてみましょう。左右に開いたり閉じたりしてみましょう。ゆっくりです。リラックスです。

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手を向かい合わせる

プチワーク5

刺激を与えてから、プチワーク4の手のひらを向かい合わせて気を感じるのをやってみましょう。

①手のひらをこすり合わせる(やけど寸前まで)、②お湯に手を浸けてみる(しっかりと温める)、③蛇口やシャワーで温流水を受けてみる、③手首から先を完全に脱力してぶらぶらと振ってみる、④心臓よりも高い位置で長時間合掌してみる(これは伝統的な手の感覚開発法です)、⑤息をハーっと吹きかけてみる、などなどこれ以外にも刺激を与えてから、その刺激をキープするような意識で感じてみましょう。

プチワーク6

本文中にもありますが、左手のひらに向かって右手指先から出る気を感じてみましょう。気を出す意識をもちましょう。よくわからない時は口に出しましょう。「気が出ている」「気を出す」と。

最初は手のひらと指先の距離は5㎝ぐらいから始めましょう。感じない場合は少し近づけたり離したり、指先を円を描くように手のひらを添わすように動かしてみましょう。

徐々に距離を開けてみましょう。そして指先をゆらしてみましょう。水面を揺らすようにその波が伝搬させるイメージでもよいですね。そして左右の役割を入れ替えて同じことをしてみましょう。

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指先の気を感じる

最後に

いかがでしたでしょうか?なにか感じることはできたでしょうか?

一人で行っている方は、その感覚が気の感覚なのか、そうでないのか判断ができないかもしれません。しかしこれまで説明したように、そのなんだかわからない感覚は脳がマッピングしている感覚であることは間違いありません。

ですので自信を持て、楽しんで、続けてみて下さい。必ず感じる事が出来ます。

そして気を感じる事が出来たら、諦めていた気功の練習を始めてみてください。

先生がいればベストですが、今は良質なコンテンツがいろいろそろっています。インターネットや本を参考にしても構いません。

気功は楽しいのです。節度をもって楽しむのです。これを読んでくださる人も好きになっていただけると嬉しく思います。

そもそも気の感覚がないよ!前編

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。

今回は気の感覚がどうしても出ない人に対して出来る事を述べていきたいと思います。

気功をかじったのはいいけれど、実は気を感じてないんだよね・・・。

気功の先生は「ほら!ほらね!感じるでしょ!」と楽しそうに言ってくるから、ついつい「はい・・・」って言っているけど、実は感じないんだよね・・・・。

そこのあなた!! あなただけではありません。実は結構います。で、嫌になってせっかく始めた気功をやめてしまうのです。

気は誰にでもあるし、出せるし、キャッチすることができます。だから理論を頭に入れてコツさえつかめば、気を感じることは出来るのです。

今回はそのお手伝いを少しでもできれば思っています。(これまでにも同じような説明をしていますが、改めて述べる面もあります)

ただしちょっと理屈っぽいです。(;´Д`)
”宇宙エネルギーを心から受け入れれば自然と感じるようになります!”的な説明が好みの方には合わないだろうなぁ・・・・

色々あるけどまずは

気を感じることに対する説明をは色々あります。流派や趣味嗜好によってもその説明形態が異なります。最初に見聞きした内容でいまいち感じなかったから、違う論理や方法で試してみて・・・、うまく感じればよいのですがやっぱり感じない。そんなことを何度か繰り返すうちに諦めてしまう・・・・。

そんなあなたは意識が、もしくは無意識的にも混乱していているかもしれません。

ですので、気を感じる事が出来なくて悩んでいるBoys&Girlsはこれまでの様々な知識・説明はいったんおいておいて、今回説明する理論・方法でトライしてみてください。

気を感じるプロセス

まずはちょっとだけ理論的なところを。(嘘でした。書いてみたら長文に・・・)

気を感じる・・・と言っても色々あります。今回は手のひらで感じることを目標にしましょう。

なぜ気を感じるのを手のひらで行うのか?それは手のひらが一番敏感だからです。敏感であることを脳も知っているため、様々な感触を感じることを脳が受け入れやすいのです。

感覚はすべて脳で感じています。手で触った刺激は、皮膚の感覚受容器であるマイスナー小体、パチニ小体、ルフィニ終末、クラウゼ終棍、自由神経終末などに検知され、神経を伝い、脳に情報が入力され、脳が「手触り感触」であることを判断認識します。

では気を手のひらで感じるプロセスはどういったものでしょうか?

いくつもの考え方がありますが・・・・
脳が何らかの方法でキャッチした情報を、皮膚の感覚受容体で感じているかのように、脳がマッピングしている
と考えるのが良いでしょう。

手のひらの皮膚の感覚受容体が気を感知して電気信号に代わり、気を感じていると脳が認識するとしている流派もあります。確かにわかりやすいのですが、常識的な考えが強い人にとっては、目に見えない気なるものが、物理的な感覚受容体に電気信号を発生させるほどの影響を与えることに違和感がぬぐえないかもしれませんね。

よって、気を感じる とは、情報を感じているように脳が作用している ということです。

ここではすべて「脳」と書きましたが、脳と心ですね。気を感じる、そして感じていることを認識するのです。だから「脳と心」です。

脳が感じるということは

脳に入力される情報はモーダルチャンネル(目、鼻、耳、触感、味、言葉)を通して行われます。それは直接的な情報(目で見るとか耳で聞くとか)だけでなく、その情報に対する知識もふくまれます。知識は視覚を通して本などを言語で理解したものです。言語を通して知識を得ます。思考は言語で行われており、思考もまた脳への入力といえます。

また、その入力された情報・経験は記憶として脳に格納されます。知識も記憶されます。五感で感じたことも記憶されます。これらがまた入力となり、脳が感じていくことになります。

(入力される情報を、他の感覚に変換・再マッピングすることを共感覚といいます。)

難しく考えなくてもよいです。たとえば梅干しやレモンを食べるのを想像するだけでなんとなくすっぱくて唾液が出ませんか? 実際に食べていないのに、脳が食べた時と同じように感覚を得てそして唾液を出すように命令しています。

これは、
思考(記憶・体験・知識による想像) → 脳がすっぱいと認識 → 味覚を感じる → 唾液が出る反応
ということですね。

もう一つの例として、TVでタレントがあなたが食べたことのない料理をおいしそうに、そして感想を交えながら食べているところを見たとします。TVなので味もにおいも体感していません。しかしそのビジュアルと言葉を入力として、味を想像し食欲が刺激され、おなかが鳴ったりすることがあるでしょう。

これは、
TVからの入力 → 思考(記憶・体験・知識による創造) → 脳がおいしいものと判断 → 食欲が増進され →  内蔵蠕動運動が活発化
ということかと思います。
これは実体験がなくても、何らかの想像(無意識的な部分も含んでいるはず)によって体に変化が出ている例となります。

ですので気を感じるということは、
気を感じていると思う(思考) → 脳が無意識的に近い感覚を設定する(知識・記憶) → 気を感じる
ということになります。

見えない何を感じようとした脳は、これまでの知識・経験から無意識のうちに気を感じる感覚(気感)を、手のひらの皮膚の感覚に再マッピングしているのです。

人によって気の感覚が異なるのは、この”知識・経験”が異なるためと言えます。(先述のTVを見ておいしいものと判断するかどうかは、その人の経験・知識によるのと同じですね。)

本日のプチワーク

気を感じる素地を作るためのものです。ワークの意味を感じながら色々試してみてください。

プチワーク1

実際に色々さわってみましょう。机、窓、スマホ、本、コップ、水、お湯、冷蔵庫、髪の毛、ほっぺ、カバン、ネコ、犬、などなど様々な手触りを積極的に感じてみましょう。この感覚(知識と経験)を脳に放り込んでおきましょう。危ないものは触ってはいけません。常識の範囲でお願いします。

プチワーク2

本文中にも書きましたが、すっぱいものを見る又は想像してみてください。 グルメレポートを見て体に反応があるかよく観察してみてください。情報が生体を反応させる事実を実感・認識してみましょう。

プチワーク3

リラックスして合掌をして右手のひらで左手のひらを、左手のひらで右の手のひらを感じてみましょう。熱以外の感覚があるか探ってみましょう。じんじんする?汗ばんでる?熱は均一?手のひらの真ん中はくっついている?などなど。合掌以外にも一人で握手をするように軽く握って同じように感じてみましょう。これは認知科学式気功では”手を重ねる”ワークでもあります。

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手を合わせる、重ねる

本日はここまで

やっぱり理屈っぽくなっちゃうなぁ。うーーん。

すみません。次回に続きます。

ボリュームが多めになっているなぁ・・・。