印と九字印について
ほんじつはおめでとうございます。The Kerria S と申します。
今回はIKTM流(私が修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)の特徴でもある、印について述べます。その中の九字印について紹介いたします。
印とは
アニメ/コミックの”NARUTO”の”それ”と言えばわかるかと思います。忍者だけでなく仏教密教僧や修験行者も行います。(まぁ私はおっさんなので孔雀王ですが)
そして主に手で組んで(結んで)表すのが”印”であるとイメージするかと思います。ですが実際にはそれ以外の動作を伴ったり、体全体で印となすものもあります。動作・身体含めて”印”です。複数の印を組み合わせることもあります。
また印を組むと同時に呪文(真言など)を唱えることがあります。声に出すパターンと出さないパターンとあります。中国気功のとある流派では、手の印と数字の発音を組み合わせた技術もあります。
”印”は流派、伝承、改良、再定義など歴史と研鑽をへて現在へと伝わるものなので、同じ種類の印でも様々に分化しています。形が違うもの、形は同じだが意味が異なるもの、名前だけ同じで全く異なるものなどいろいろです。何が正解で何が間違えはありません。その”印”の歴史の中で育てられたものです。
何のために印を組むのか
印を表すことを一般的に”印を組む”又は”印を結ぶ”と言います。手で印を作るときにはしっくりくる表現でしょう。そして組んだ印に効力を与える(発動する)ことを”切る”と言います。この辺りも流派によって異なるのでちとややこしい。
では何のために印を組んで切るのか?
”NARUTO”では、忍術発動の前に行っています。基本的にはそういった使い方かと思います。印を組んで切ることにより、一定の効力を出そうとします。
印の目的・効力は様々です。除霊や浄霊のため、自己の能力をブーストするため(身体能力のアップなど)、特殊な能力の出現(透視能力や読心術など)を狙ってなどなど。
いずれにせよ、何らかの効力を得るためのトリガーであることは変わりません。
ラグビーの五郎丸選手がルーティーンとして印(独鈷印)にみえる手組をしていたのは有名な話ですね。
九字印について
ようやく今回の本題です。
九字印も、様々な流派や解釈によってものすごく分化しています。インターネット検索やyoutubeを検索するだけでも実に様々なものを見ることができます。
今回紹介するのはIKTM流九字についてとなります。他の流派とは一部内容が異なりますので、これがすべてと思わないで下さい。
九字印は以下のは9つの印を結ぶものです。
1臨(りん) 2兵(ぺい) 3闘(とう) 4者(しゃ) 5皆(かい)
6陣(じん) 7列(れつ) 8在(ざい) 9前(ぜん)
流派にっては、2ぺい→びょう(こっちのほうが一般的)、6陣(じん)→陳(ちん)、8在→前、9前→行(ぎょう)のうちのいくつかが変更になっているものも有るようです。
またこれらの一文字一文字に手印(手を組む印)があるものや、素早く空中に格子を描くもの(早九字)、同じく空中に梵字を描くもの、空中を交互に袈裟切りするものなど様々なやり方が存在します。また手印の形も微妙に異なっていたり、全く違うものもの有るようです。
九字印の用途
IKTM流では主な用途として”除霊”に使用します。
”除霊”の定義もこれまたいろいろあってやっかいなのですが、ここでは”人に影響を与える霊的存在を移動させて影響をなくすこと”と思ってください。
霊的影響を除去るすることにより、困りごとの好転や願望実現などを行うことを目的とします。
除霊に必要な技術である”祓い”の基本が九字印になります。この祓いは先述したように霊を移動させるのに、殴り飛ばして除去するイメージのものですね。
ですのでまとめると
九字印を使って人に影響する霊を殴り飛ばして除去することにより霊的影響を除去する
となります。
今日はここまで
九字印の超基本のみの紹介になってしまいました。
まだまだ紹介したい事柄がありますので、別途紹介いたします。たぶん。