気功的共感覚ちょっと補足
ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sasaと申します。
今回は、前回、前々回で深掘りしてきた共感覚について補足です。
これまで共感覚の再マッピング先は、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)と深部感覚(筋感覚と重量感覚)であることを述べました。
実はさらに、再マッピング先の感覚があるのでその紹介をいたします。
加速度の感知
これは気の情報感知の再マッピング先が、三半規管の場合です。すなわち平衡感覚であり加速度感です。
三半規管とは耳の奥にある器官です。
気を感じると、めまいを起こしたり平衡感覚に変調をきたしたりします。よくあるのは体全体が揺れるような感覚を得たりします。
内臓感覚
内臓感覚とは、内臓に備わっている感覚により、飢餓感、かわき、吐きけ、便意、尿意、内臓痛を感じることです。
気を感じると、特にネガティブな情報の気を感じることで、吐き気やお腹の痛みを感じてしまう人がいます。これがその原因と言えます。
人と対面している時だけでなく、特定の場所に行った時に感じることもあります。
感じる情報の種類によって、反応がある内臓が異なったり、同じ臓器でも感覚が異なったりします。
深部感覚さらに補足
多くの気功では、手のひらから気を出すと、手のひらの赤みがまだらになる現象が起こります。手のひらの色が変わるのです。
全ての気功で起こる現象ではありませんが、非常に多いパターンです。
手のひらが赤くなる(まだらですが)ということは、その部分の血流が変化していることになります。赤いので血流量が上がっている状態のはずです。
ただしここで注意しなければいけないのは、肝臓に疾患がある場合でも非常に似た手のひらの色が変わる現象があります。気功のまだらは細かいまだらでまるでソーセージのサラミのようなイメージです。肝臓の場合は割合と大きい”ぶち”であることが多いですが、必ずそうなるわけではないので気になる方は医師に相談をお願いします。
同様に気功を行うことで手のひらが温かくなる現象もよく起こります。前記の通り血流量が上がることで、温度が上がると解釈できます。
(手のひらが温かくなる現象は心因的自律神経的にも起こりますので、手のひらが温かくなる=気が出ている ではありません。)
血流が変わる原因も深部感覚によるフィードバックである可能性があります。
血管平滑筋が緩むことで血流量が上がることが予測されます。
本日はここまで
これでようやく気功的共感覚について述べることができたと思います。
少々小難しい内容になりましたので、まぁこんなこともあるかと思っていただければ良いです。
基本に戻って、楽しみながら気を感じて、楽しみながら気功の実践をして、楽しみながら継続していただければと思います。