霊術と気功を伝統と科学で学ぶブログ

Sun-Light Yellow Arts :あともう一つの解決方法をあなたに

運動と重さの共感覚

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sasaと申します。

本稿は前回の続きでもあります。

あわせてお読み頂けますと幸いです。

 

thekerrias.hatenablog.com

 

さて、

気の感覚は共感覚であり、共感覚は脳と心で感知したなんらかの情報を、五感に再マッピングされたものでした。

その再マッピング先の感覚は、人によって得手不得手があります。得意な感覚を伸ばす事で、そうではない五感感覚を伸ばす事ができる場合があります。

 

体性感覚

本稿では体性感覚について主に考えます。

 

体性感覚とは一般的に五感の1つである触覚=皮膚感覚と深部感覚のことを言います。

深部感覚とは、運動と挙重の感覚です。それはすなわち筋感覚ともいえます。

そして深部感覚はその関連する受容体で主に張力を感知しています。

 

これにより体が動くことや位置そして重さの感覚を得ているのです。

こららの感覚も、気感すなわち共感覚の再マッピング先になります。

 

気を感じると、体の動きや重さで感じることがあるのです。

 

挙動感覚・筋感覚

例えば手を向い合わせにして気を感じる時(気功初心者がよくやる気を感じるワークですね)、ふわふわ、ピリピリなどの皮膚感覚と合わせて、指や手の一部が動いているなような感覚が出ることがあります。

 

この時、実際の指は動いていないのに動いているように感じるだけでなく、実際に指が動くことがあります。

 

これは、頭では指を動かすつもりはなくても、感覚器官は共感覚で挙動を感知していることから、体勢を維持するために(指を一定の形にキープしようとして)無意識に筋肉が動いている(無意識のフィードバック)と解釈できます。

 

また共感覚は体のどこに出るか分からないので、手を向かい合わせて気を感じようとしても、手のひらや指以外の他の部分で反応があることがあります。例えばよくあるのは腕や背中です。

 

手のひらや指にあまりにもフォーカスしてしまうと、せっかく感じている深部感覚(挙動)を見逃してしまうので、注意したほうが良いでしょう。

 

筋肉が緩む

この挙動感覚・筋感覚はとても重要です。

個人的には五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)よりも重要と考えています。

 

気の感覚が体のどこかの筋感覚に出ることで無意識のフィードバックが起こり、筋肉が緩む現象が起こります。ただし全てのリラックス効果がこの共感覚のフィードバックだけで起きているわけではありません。通常(?)の脳と心がリラックスすることで体もリラックスする経路もあります。

(逆に筋肉が固縮することは稀です。気功を行って筋肉が固縮する場合何らかのサインである場合が多いです。)

 

この原理は脳と心の状態が筋肉に現れていることにに気づかされます。気は情報であり、情報は脳と心(内部表現)に書き込まれ、その結果、体(筋肉)に現れていきます。

 

気功の効果の一つで、とても大きなファクターがリラックス効果です。リラックスは筋肉が緩んだ状態です。

 

全身の筋感覚に共感覚の再マッピングが起こる(起こす)ことで、全身の深いリラック効果を認識できると言えます。

 

重量感覚

先に述べたように重さを感じるのも深部感覚、筋感覚に分類されます。実際には皮膚感覚や視覚などもあわされて総合的に重さを感じています。

 

気感がこの重量感覚に再マッピングされた時の感じ方は、当然ですが重い、軽いです。

自分の腕が軽くなったと感じることもありますが、一番特徴的なものが「物の重さが変わる」ことでしょう。(誤解が生まれそうな表現ですねぇ)

 

気功の効果を確認するワークとして、適当な”物”に結界を張り、その前後で持った感触の重さが変わるか確認するものがあります。

(結界は気の玉を対象の斜め四方に配置することです。詳細はリンクから。認知科学式気功の・・・です。)

 

thekerrias.hatenablog.com

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この時、結界を張られた”物”には気功的に(内部表現的に)情報が付加(書き換えられた)状態になります。それをその重さの変化を確認する人が感知して、重さを感じる共感覚マッピングされた結果、その”物”の重さが変化したように感じるのです。(あれ、回りくどい言い方になってしまった。)

 

本日はここまで

本当はこの深部感覚(筋感覚)と重量感覚の共感覚が、IKTM流(私が修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)の技術と深く結びついているこを、IKTM流の技術紹介と合わせて示そうと思っていたのですが・・・。

次回以降に譲ることとします。