霊術と気功を伝統と科学で学ぶブログ

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伝授システムで気をつけること

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sasaと申します。

 

今回は、認知科学式気功を含む近年のヒーリング技術の重要なファクターである伝授について、ほんの障りですが述べてみたいと思います。

 

ここで言う伝授とは、気功やヒーリングの技術を非言語で人から人に伝えることを言います。

 

気功ができない人が伝授を受けると、その気功技術が使えるようになる素地ができるものです。

流派によっては別の言い方をしますし、その方法(お作法)も様々です。

逆に伝授の概念がないヒーリング技術も当然あります。

 

伝授を用いたヒーリング技術で一番有名なのはレイキヒーリングでしょう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/臼井甕男

 

ハワイ経由で逆輸入されたレイキではアチューンメントと称しているようですが、非言語の技術の伝達なのは同じで、内容としては伝授と言えます。

一定の所作(動作だったり意識だったりマントラだったり・・・)をすることで、人から人にレイキヒーリング技術が伝授されます。

私がヒーリングを始めたきっかけ(思い出話 1/2) - 伝統と科学で目に見えない技術を考えるブログ

 

伝授された人はそのやり方のレクチャーを受けて技術を使えるようになりるのです。

(伝授されただけでは、その使用方法までは記憶に入らない(意識に上がらない)ため、必ずレクチャーが必要です。)

 

細かな表現は異なりますが、多くのヒーリング流派で同じようなシステムを採用していると思います。

 

ではこの伝授は何をしているかというと(誤解を恐れずに言うと)技術の記憶を渡していると言うことです。

 

認知科学気功的な言い方をすると、アンカーとトリガーを封入していると言うことになります。

 

IKTM流(私が修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)では神気の譲渡になります。

 

いずれにしてもヒーリング能力を非言語で渡しています。

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この伝授というものは非常に便利なシステムです。

熟達者の技術を初心者でもすぐにGETできます。(実際はいろいろ条件があって受け取りきれないことも多いのですが)

 

このシステムが一般的になったのはここ数十年ぐらいでしょう。(私調べ)

今では非常に多くのヒーリングの技術として採用されています。

認知科学気功以外でも、です。

 

この伝授のシステム(技術を行うための技術技法の明確化)が無い時代はどのようにしていたのか?

 

それは徒弟制度などで師匠と弟子が寝食を共にし、ゆっくりと技術が非言語で転写されていったとされています。(もちろん弟子が意識的に技を盗み研鑽することがメインのはずですが)

 

これは別の角度から見ると、お互いのオーラを長時間共有することで技術の転写がされていると見ることもできます。

(霊が見える人と長時間過ごすと、一緒にいる人も言えるようになるのもこれが原因と推察します。)

 

いずれにしてもこれはその転写に一定上の時間がかかるやり方です。

 

そして意識的に技術記憶の伝授を行う方法が開発されて、それからは短時間に技術伝達ができるようになっていきました。

 

それこそこれまで何年もかかっていた技術の非言語的な転写(譲渡)が一瞬でできるようになりました。

 

昔はよほどのセンスがない限り、一人一つの気功やヒーリングの技術といった感じでしが、今はこの伝授システムの登場により、一人の人が多くの技術を所有する状態にが多くみられます。

 

これにより技術の活用の場が広がり、様々なアイデアが生み出され、様々な人の役に立ちそしてビジネスとしての形態も多様化しています。

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いい事づくめの伝授システムですが、気をつけるべきこともあると思っています。

 

ざっくりと以下のようになるのではないでしょうか。

 

その1:伝授を受けただけでは、使えるようにならない。

 

本来のヒーリングや気功の伝授は、伝授システム+使用するうえでの最低限の理論+実地練習をすることで、その技術が使えるようになります。

伝授を受けただけでは技術は使えません。

 

簡単な技術であれば、伝授とレクチャービデオぐらいでもよいのですが、少し高度なものは実施練習が必要とおもいます。(この辺は人によって異論があるとこですね。)

 

その2:伝達がうまくいかないことがある

 

これは伝授をうけても使えるようにならない。効果が出る技術にならないことを指します。

 

その1で示した内容を行っていないこともありますが、伝授をする人の伝授自体のやり方が悪かったり、伝授そのもののレベルが低いことがあります。

 

伝授そのものだけでなく、(ヒーリングなり気功なりの)技術は何がどのようにできるようになるのか?をよく理解しないまま伝授をする場合もそうです。

 

ただし認知科学式の気功では、この辺りは伝授の技術(伝授をすること自体の技術)がある(パッケージ化されている)ので、あまり考えずに伝授をすれば伝授はできてしまう事情もあります。(それでも外れ?はありますが。)

 

レイキなども伝授の技法がパッケージ化されていなるので、伝授ができないことはあまり聞きませんが、伝授されたヒーリング技術の効果がうすいことがあると聞きます。(ですので最初に伝授を受ける系統を吟味しましょうと言う人もいます。)

 

その3:意図したものが伝授されないことがある

 

伝授により渡される技術は、その伝授をする人の世界観で解釈されたものが伝授されます。

 

気功やヒーリングの技術は、その技術を保有し使っている人の中で育っていきます。伝授されたヒーリング技術を使って経験を積めば積むほど変容してきます。

(基本の部分は変わらないですが)

 

もちろん同じ技術でもより強力な技術レベルに育っていく場合もあるのですが、そうではない場合もあります。

 

その人なりの解釈が入りすぎて他の技術と混同していつの間にか変わってしまうこともあります。

 

これは伝授された人がその伝授された技術が使えないわけではないです。ただ、意図したものではないことがあるということです。

 

意図的に技術を合成して、違う技術名にして伝授をするのは全く問題ないです。

 

その4:意図しないものまで伝授される可能性がある

 

渡される技術が大元(最初の技術開発者のオリジナル)とは違うものになったり、効果の大小がある程度ならばまだ良いのです。

 

純粋な技術以外の要素が渡される場合があります。

 

伝授をする人の心の状態と言いますか、技術とは関係ない部分が入ってしまう場合があるのです。

 

オカルト的な表現をすると、その人の因縁まで引き継いでしまう可能性があります。

 

IKTM流ではこれを非常に危惧しており、伝授者は霊的にクリーンな人である必要があるとされていました。

 

ほんじつは伝授システムの気をつけなければいけない部分を考察してみました。

次回はこの続きを書きたいと思います。