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Sun-Light Yellow Arts :あともう一つの解決方法をあなたに

鬼門の角度について

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sasaと申します。

 

本稿では九星や家相で使用する鬼門の角度について、簡単な考察を行います。

占いの方位のお話ですね。

 

「鬼門を避けよ」というけれど、鬼門の方角と角度はどのようなものなのか?

そして今住んでいる家を色々調べたら、ギリOUTなんだけどどうしましょう・・・・

 

そんな方にも逃げ道が見つかるかもしれません!

 

代表的な方位の分割

さて、方位というと皆さんはどのような想定をするでしょうか?

一般的には地図上に乗せる方位磁石の分け方で考えるでしょう。

 

すなわち

 東、西、南、北

さらに、

 北東、北西、南東、南西

を加えた八方位でしょう。

図にすると以下のような感じでしょうか。

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この八方位は360度を45度均等に分割しています。

 

もちろん、さらに細かく

 北北東、東北東、南南西・・・・

と十六方位に分割する方法もありますが、占い的には八方位で考えてよいでしょう。

(もちろん流派によりますよ・・・後ほど触れる気学などは二十四分割なども使用します。)

 

この八方位では八卦(乾・坤・震・巽・坎・離・艮・兌)や九星の考え方にもスムーズに移行できます。

 

風水や家相を行う方において採用されることが多いですね。

 

もう一つ代表的なものが、以下のような方位分割方法です。

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これは、北東、北西、南東、南西を60度としています。均等ではありません。

北、南、東、西は30度になります。

 

この分割の方法は多くの九星気学の方が採用していますね。

 

60度(北東、北西、南東、南西)の部分を二分割し、合計十二分割して、十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)に割り当ても行いやすいです。

 

さらに十干(じっかん)(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と先の八卦と合わせて、二十四分割する方位もありこちらも気学に使用されることが多いようです。

(8+12+10は24ではないので、取捨選択して構成しています。)

 

各流派で分割角度や角度の割合は違いますし、同じ流派でも使い分けるところもあります。

(固定された方位をみる(家相とか)は45度、移動方向を見るときは60度とかです。)

 

鬼門の角度範囲

鬼門はご存じのように北東のことを言います。

 

IKTM流(私が修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)の家相も含めて一般的には、注意すべき方向です。

 

例えば、家の中心から鬼門の角度内に、トイレなど清潔ではない場所を配置してはいけないなどです。

 

これまで紹介した方位分割による北東の角度(範囲)は、45度と60度でした。

 

実はこれ以外に鬼門の角度の考え方があります。

 

鬼門(北東)の中心線から前後15度(合わせて30度)を鬼門の角度とする流派です。

 

一部の家相の流派にはこの考えを採用するところが存在します。数は少ないですが。

(ちなみにIKTM流もこれです。)

「鬼門線」などでググるとこの考え方の流派を見ることができます。

 

さて、鬼門の角度は流派によって60度、45度、30度とあるわけですが・・・・

 

先日立ち寄った古本屋で以下の書籍を購入してさらなる発見がありました。

 

もっと鬼門の角度は小さくてよいという考え方があったのです。

これによると、

鬼門(北東)の中心線から前後11.25度(45度の1/4)合わせて22.5度が一般的で、実際はその半分の前後5.6度合わせて11.2度の範囲を考えればよい。

とあります!(家相・地相・墓相の研究、志賀 竜介、P305 鬼門の範囲より、ISBN-13:978-4785001841)

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実際の配置

ということで(?)、

家の中心からこの角度の中にトイレなどが無いように配置したいのです。

 

しかし最近は建売も多く、自由にレイアウトできないこともあります。

賃貸などもそうでしょう。

 

ではどの角度で考えたらいいのでしょうか?

もちろんお気に入りの占術を使えばよいのですが・・・・

 

60度の鬼門内に(ついでに裏鬼門(南西)も)入らないようにと考えると、じつはなかなか良い物件が無かったりします。

どうしてもトイレの個室がかかってしまうことがあるのです。

 

そこで、以下の範囲に入らないことで良しとします。

 

60度→45度→30度→22.5度→11.2度

 

これを「逃げ」といいます。

ベストではないですが、「まし」であるとするのです。

 

何故角度がいろいろあるのか?

これは個人的な考察になりますが、いくつか考えられられます。

各占術の先生の経験による結果

いろいろ経験されて、この角度でよいとされているパターンです。最後の11.2度などはそうだと思われます。

各占術の流派の理論による

方位のところでも紹介した、八卦、十二支などが占いの基本理論(?)にあり、その方位範囲がどうしても決まってしまうもの。

磁北と真北の誤差問題

方位系の占いのほとんどが基本的に真北(シンボク)を使います。磁北(方位磁石が示す北)と真北は違いがあるため、現地で磁石を頼りに占う場合は注意が必要です。

磁北は関東では約7度真北に対して傾いていますが、その場所によって変わります。日本国内でもその差異が有るのです。札幌市は約9度、那覇市は約5度など、約4度も異なります。またその角度は年々変化しています。国土地理院などのHPで確認することができます。

ですので、占断ミスを防ぐため、ある程度鬼門の範囲をだぶつかせているのです。

商売のため

鬼門の範囲が狭いと、比較的避けるのが容易です。しかし広いとその範囲を避けるのが難しく配置に悩むことになります。

おそらくまず自分で見て(ネットで無料で見て)、鬼門が気になって占い師のところに相談しに行く・・・ということで、占い師が儲かりやすい土壌ができあがります。

(故IKTM流の師匠はこれだと言っていました・・・)

 

 

鬼門の範囲についていろいろと述べてみました。楽しんでいただけたのなら幸いです。

 

ほんじつはここまでといたします。

 

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