意識にあげてみよう
ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sasaと申します。
本稿では気功の超基本について述べてみます。
過去記事にも一部記載していますが、重要な考え方なのでもう少し書いてみます。
実際に読んで頂いている方も試せるような内容にするつもりです。
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気功の第一歩は意識にあげる事
気功を行うためには、その第一歩として「意識にあげる」があります。
無意識やこれまで感知しなかったことに気づき、意識にあげるのです。
情報を意識にあげるのです。
この気づいていない情報を感じて意識にあげることで、その気づいた事柄にアクションが取れることも目的の一つです。
意識に上がったもの、気づいたものをいかにコントロールするかが気功です。
そしてこの「意識にあげる」は何も気感に限ったことではありません。
(気感とは一般的に見えない”気=情報”をなんらかの五感でキャッチすることです。ビリビリするとか、モヤとして見えるとかが一般的ですかね。)
重要なのは、これまで感じていなかった事象(無意識)を意識にあげることで、リアリティ(臨場感がある世界)をゆらがせることになることです。
リアリティを揺るがせることで、相手又は自分の無意識に介入する(内部表現の書き換え)足がかりとします。
これを”Rゆらぎ”と言います。
苫米地英人氏が定義したのかな?
いずれにせよ、意識にあげることでRゆらぎを起こすことが、気功の基本になります。
(Rゆらぎはさらに様々なテクニックがありますが、気功を行う上では上記を意識してもらえれば良いかと思います。)
意識にあげるあれこれ
ではこの”意識にあげる”の具体的な事例を述べてみます。
実際に感じてみて、無意識を意識にあげる感覚を体験してみてください。
まずは気功の練習と思って楽しみながら行ってみてください。
感覚(五感)を意識で捉えることが一般的でしょう。(一般??)
触覚を意識にあげる
このブログを読んでいる方はどのような体勢でお読でいるでしょうか?
座っている方は、椅子の質感をおしりで感じていますか?
どうなっているか気にしていましたか?
改めて感じてみてください。
(この例は認知科学系の方がよく用いる例ですね!)
立っている方は、足の裏の感覚。どのような硬さを感じていますか?
これまで気にしていないことを改めて気にすることが、無意識を意識にあげることと言えます。
このように普段から触れているけど気にしていないところを、片っ端から感じてみてください。
膝の裏に何か触れていますか?
指輪は?ネックレスは?
お腹周りの服の擦れは?
普段感じていない情報を感じて、意識にあげてみましょう。
行為と感触を意識でとらえる
次に動作に伴う感触を意識にあげてみてください。
同じく物理的な感触を意識にあげます。
例えば、両手のひらをピッタリと合わせてみてください。
中指のすぐ下の部分と手のひらの真ん中は同じ感覚でしょうか?
触れ方(力)が違うので、当然微妙に違うはずです。
普通に神社で拝んでいるときに、このような感触の違いを感じたりしていませんよね?
他の掌の部分はどうでしょう?
人差し指と中指の触れている感触は同じですか?
温度は同じ? しっとり具合は?
手首の力の入り方は?
また、右手で自分の左手首を軽くつかんでみてください。
同じようにどのように感じますか?
掴まれた手首の皮膚は何を感じてますか?
人差し指近辺と小指近辺では感触が違うのではありませんか?
などなど、自分の動作の結果現れている、普段は感じていない感触を情報として意識にあげてみましょう。
気を感じて意識にあげてみる
いよいよもう少し気功っぽいことをしてみましょう。
気を感じて、意識に上げてみます。
気=情報でした。
再び両手のひらを合わせてください。(指先は前方に向けて)
先ほどと同じように、掌の感覚を意識に上げてください。
そして1~2cmほど手のひらを離してみましょう。(指含めて互いに触れないように)
掌の感覚をよく感じてください。すなわち意識に上げてみましょう。
何か感じますか?
それが気の感覚であると確証する必要はありません。
”何か”を感じることが重要です。
あたかい? 風が吹いている? 磁力? ふわふわ?
ジンジン? ピリピリ? モゾモゾ?
なんでも良いです。
勘違いかもしれませんが、それすらも楽しんで感じてみましょう。
すべて感じて意識に上げましょう。
まさにこれが気功の第一歩になるわけです。
もう一つ紹介します。
両手のひらを顔にピッタリとつけてみましょう。
指が上、手首が下で目を覆うおうに、なるべく隙間がないように。
その状態でちょっと手を顔の皮膚からちょっと浮かせてみましょう。
この時、手のひらで何か感じます?
対面する顔の部位によって違いはありますか?
逆に顔の皮膚は何かを感じますか?
鼻の下は敏感です。何か感じませんか?
(はんだごてが温まったかどうかを確認するときに温度を感じる場所です。電気技術者あるあるですね。)
暖かさや、呼吸の風意外に、何かありませんか?
手のひらと同じように、ピリピリ、モゾモゾしたりしますか?
また、閉じた瞼の裏の明るさに変化はありませんか?
(もしかしたら丹光と呼ばれる現象が見れたらラッキーと思ってください)
気を感じるの五感は、思いもよらないところの場合もあるので、全身をセンサーにして感じてみてください。
気を”見る”にレッツトライ
ちょっとチャレンジしてみましょう。
気をみてみましょう。
意識にあげるためのチャレンジですので、気が見えるはずがないという思いはとりあえず横に置いておきましょう。
見えないものを意識にあげたてみたいですよね?(厨二病的に)
さて、気を見て、その視覚を意識にあげれるかどうか!です。
やり方です。
左右の手の指先どうしを軽くつけます。右の人差し指先と左の人差し指先、同じく中指、同じく薬指と3本の指先をつけます。3本の指先を合わせます。
(やりにくければ本数はいくつでもOK)
そしてこの状態でまずはその触れた感触を意識に上げましょう。
これは次のステップの序章です。じっくり感じてください。
指先はどんなかんじですか?
暖かい? ビリビリする? それとも冷たいでしょうか?
次に指を左右に離していきます。ゆっくりと1〜2cm程度が目安です。
指が離れた状態で、その指間をぼやっと見ます。
何か見えますか?
何かあるような感じ? 白いもや? 湯気のような?
見えなくてもかまいません。
見えるというよりも感じるに近いかもしれません。
しばらくしたら、また指先を合わせて感触を意識に上げて、そして指を離して見てみましょう。
瞬きはなるべく少なくして、焦点を少しぼやかすのがコツです。
指の間に何か見えたらラッキーぐらいの楽しみ方でいきましょう。
見えない情報を意識にあげることができたでしょうか?
うまくいくとオーラが見えるかもしれません。(厨二病的に)
気=情報が、視覚として意識にあげる=見える、というわけです。
この気を”見る”は数十年前から行われている方法です。(後述)
視覚と動作
気とかオーラとか見えん!っていうかいやだ!
という人は実際に実物を見て、その視覚した結果を意識に上げてみるとよいでしょう。
見て意識にあげるのは自分の手の動きです。
やり方です。
床や机に、自分の親指でますぐの線を引いてみましょう。
肩幅よりも少し広い距離を、左から右へ線をまっすぐ引きます。
線を引く速度は左から右で2秒ぐらいです。
この時、均等のスピードで引きます。線を引く最初から最後まで均一のスピードです。
さて、この線を引くときにその指の軌跡が本当に真っ直ぐでしょうか?
線を引く最後の方、又は真ん中あたりは膨らんでいませんか?
線を引く速度は本当に均等ですか?線を引く最後はスピードは上がってませんか?
指の軌跡を意識して、体の精妙なコントロールを意識してみましょう。
(実はこれIKTM流(私が修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)の修行方法の一部だったりします。)
今一度、自分はまっすぐ引いているつもりでも、実は曲がっていませんか?
スピードが一定ではない場所がありませんか?
そこを認識して意識して動作を修正してください。
この時これまで感じていないことが意識に上がっているはずです。
細かく捉える
このように無意識の部分を意識にあげるわけですが、その際になるべく解像度を高く捉えることが重要です。
細かくすればするほど気づく部分が多くなります。
ちなみに解像度を高く意識にあげるだけで、自己に対する気功ヒーリングになります。
手のひらを合わせて、解像度高く意識にあげるだけで、肩から腕のこりが解消するヒーリング効果が発現したりするものです。
繰り返しになりますが、まさに気功の入り口です。
初歩ではありますがどんな気功の達人でも使用している(抽象度の違いはありますが)重要な気づきなのです。
おまけ
思えば空手家柳川昌弘氏のオーラ視の本(あなたにもオーラが見える ISBN-13 : 978-4584006849)が最初に買った気を見る本であったなと、おじさんは懐かしく思い出すのです。30年ぐらい前の本ですね。
ほんじつはここまでといたします。