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血液に働きかける気功技術

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sasaと申します。

随分と間が空いてしまいました。

 

本稿ではIKTM流(私が修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)の技術と、認知科学式気功の技術のうち、非常に共通点のある気功技術について解説をしてみます。

かなりマニアックです。すみません。

 

血液に働きかける気功技術

今回紹介する技術は、どちらの流派も人の身体を具体的に癒す方向の技術です。能力開発というよりも、医療気功の領域のものです。(気功を医療ということに違和感がある方もいるかも知れません。しかし病気や障害となるものを除去する方向の使い方にほぼ特化していることから、ここでは医療気功技術と呼びます。)

医療気功と言ってもさまざまな対象(疾患、病気など)あるわけですが、今回のターゲットは血液です。体内をめぐる体液のち今回紹介するのは血液です。

 

血液の疾患について

人体の血液量は体重の1/13(およそ8%)と言われています。この量を多いと感じる方もいれば、少ないと感じるかも知れません。この量の血液が心臓から送り出され、動脈、毛細血管、静脈とめぐり、人体の末端まで血液を行き届かれています。

ja.wikipedia.org

ターゲットが血液ということは、対象とする疾患は当然血液絡みのものです。具体的な疾患名は伏せますが、血液の成分、(血球などを産生する)骨髄などに異常をきたすものが第一に挙げられます。また、付随して血液が正常化されていくことにより良効果が期待できる、腎臓、肺、消化器、心臓などの臓器、また血管なども関連してきます。

もう少し言うと、血液の成分を狙っていると言っても良いでしょう。(実は少々乱暴な表現ではあるのですが)

 

共通する技術のコア

気功の対象が前記のように血液となります。ではどのようにその血液に働きかけるのか?です。

世の中にはさまざまな気功やヒーリング技術があり、それぞれがそれぞれの術理にしたがて対象とする人体のパーツや機能に働きかけますが、この血液に対する技術に関しては、IKTM流と認知科学式気功はとてもよく似ています。

いずれも「1.脈を取りながら、2.その指から、3.気を血液そのものに送る」というものです。

このプロセスを経て血液に気を送ることにより、血液の成分の改善を期待するものです。

 

1.脈を取りながら

技術を分解して考察してみます。

脈を取ると言うことは、血液を強く意識できます。単に気を血液に送るだけならなら、体の至る所に血液は存在するため、触れた状態で気を送るのであれば、別にどこでも良いはずです。

しかし、わざわざ脈をとるのは、対象とする血液を意識に上げるためです。脈を折ることにより強く血液血管を意識することができます。

各技術での違いがあるのは、脈をとる位置だけです。

IKTM流では頸動脈を使います。首の動脈ですね。これ以外の場所は使いません。頸動脈に沿って第2関節ぐらいまでの指の腹をつけて、そこから気を送ります。また頸動脈は大きな血管ですので、胸鎖乳突筋の脇に指を置けば脈が感じられなくても血管を意識しやすいといった事情もあります。

認知科学式気功では、手首の脈から送ります。具体的には橈骨動脈ですね。ただし脈が取れる場所ならどこでも良いとされています。脈を取ることで血液を意識に上げるることが重要であるためです。

いずれにせよ重要なのは、血液の臨場感ということになります。

 

2.その指から

指から気を送るのは、指は気を出すことが得意な部位だからです。また気の量的なところもありますが、非常に敏感な部位でもありますので、脈の変化、クライアントの変調、気を出したことによる人体への触覚共感覚的フィードバックの取りやすさなども挙げられるでしょう。

3.血液そのものに送る

指から出た気はとのように血液に送られるのかというと、一番近いのは点滴かもしれません。気は送るだけで、巡るのは自然の血流に任せるのです。

血液は約1分で人体を一周するので、数分〜10分もすれば全身に行き渡っているはずです。(そう言う意味ではIKTM流の方が効率よく気が巡るかも?)

私は気が血液を伝搬していくと考えるとしっくりきます。

この手法により、余計な血液や血管の機能(具体的には血液など)に惑わされることなく、血液そのものに意識をフォーカスすることができます。

IKTM流では素早く全身の血液に働きかけるために、動脈・静脈・毛細血管の順で血液への気の伝搬を促す手法があります。しかし初心者のうちはどうしても先述した血流の意識となってしまい、本来血液そのもの(または成分)に意識を向けるべきところが、血液血管の血流機能に意識が向いてしまうため、本来の効果が出ないことがあります。

 

一気に仕掛けても良い

この二つの技術の最重要なところは、血液に気を送る、ことにつきます。そのために上記のステップを踏んでいるにすぎません。

いずれの技術も習得が進むと、ゆっくり気を流していくのではなく、積極的に気を血液に送ることができるようになります。

全身の血液を意識に上げることができれば良いのです。

しかし初心者や慣れないうちに行うと、血液以外の部位にも気が届いてしまい、本来の目指す効果が薄くなることが多いようです。

この辺りは、自分の状況をよく鑑みてトライするのが良いでしょう。

 

なぜ似ているのか?

いずれの技術もその技術の創始者が創意工夫し、最も効果的な方法を前記の視点で練った結果似たものになったことが予想されます。

もちろん私の知らない元となる技術が存在し、その技術をお互いに取り入れていったのかも知れませんが。

 

逆に異なるところ

最後に多少異なることも紹介しておきます。

IKTM流は、気を送る際に、血液中の邪気を取るためのフィルターを意識で作ります。そのフィルターに溜まった邪気を定期的に取るといったこと行います。

IKTM流のこの血液に対する技術はよく腎臓疾患の方に用いるため、その効果機能を向上させるための手法と理解できます。

認知科学式気功に取り入れるこはできますし、その他さまざまな改良をなさっている方もいるようです。

 

ほんじつはここまで

今回は異なる流派の、よく似ている技術である、血液に関する技術について考察してみました。

見た目が似ている技術、抽象度を高くすると同じ技術などありますが、ほとんどが認知科学的な視点で紐解くことができるものが多そうです。

(もちろん説明がつかないものもあるのですが)

おいおい紹介できればと思っています。

 

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