はじめての気功 内部表現
ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。
本稿は、認知科学式技術群(気功)をはじめて学習する方に向けたものの続きになります。もう少し知識的なところを書いていきます。
内部表現とは
超重要概念です。
誤解を恐れずにズバッと言うと・・・・
人の内部表現とはその人の全てです。その人が認識する世界の全てです。その人の性格、思考、感情、行動原理その他もろもろです。その人が認識するものをどのようにとらえ・考える・理解し・行動するのか?です。そしてそれは無意識のものも含みます。
その結果の人間関係、職場の役職、住んでいる場所など、物理的な結果があるわけです。
もう少し解説します。
人は、内部表現によって、現状の形になっています。
内部表現とは”脳と心”です。これは抽象度の違いです。脳という物体と心という機能の違いとも言えます。
内部表現とは”処理関数”であるともいえます。そしてこの処理関数は人によって異なります。
内部表現とは”ビリーフシステム”です。これは”心のとらえ方”です。多くは無意識であり、判断・行動につながる心の癖とも言えます。
内部表現とは”その人の世界を作っているすべて”です。外部は考えません。外部があったとしてもその人が感知しなければ関係ありません。感知するならば、その情報に対して処理関数が働きます。これはすなわち内部表現ですね。
もう少し続けます。
人には、自動的で処理が速い「システムⅠ」と、意識的で処理の遅い「システムⅡ」の2つのモードで処理するという理論(行動経済学者Daniel Kerneman「ファスト&スロー」2011年出版など)があります。これを理解しておくと、後々気功の考え方がわかりやすくなりますので紹介しておきます。
システムⅠ:これはすなわち、ビリーフシステムであり内部表現でもあります。
直感、無意識などです。脳と心の処理においてこれが優先されます。
無意識な処理の例として、自転車にのることがあります。一度乗れるようになったら、いちいち細かく考えながら自転車の運転はしません。このシステムⅠで処理しています。
しかしこのシステムⅠは必ずしも正しいい(好ましい)結果を出すわけではあります。ただの直感だけではダメです。訓練と知識の裏付けがない直感は認知のエラーを引き起こします。
システムⅡ:計算など努力が必要な処理です。ここで重要なのはシステムⅡも練習すればシステムⅠになれることです。あるいみ鍛えられると言えます。
書き換えるとは
さて、基本的な用語や作用を解説してまいりました。眠くなってしまったかも・・・。
ここからは、気功の気功たる説明に突入します。いよいよです。
内部表現そのものがその人の世界を作っています。
その人の世界とは、物理を含む情報場でもあります。
そしてその中身の処理が変えること・変わること
それが内部表現の書き換えです。
・ビリーフシステム すなわち システムⅠ の書き換え
= 直感を書き換える。
・ホメオスタシスのフィードバックをずらす
= 目標を変える、リアル(無意識)を変える
色々な考え方はありますが、
”情報場を移動させる”がすべてを包括します。
すなわち・・・(いまいちど)
内部表現を書き換える
= 情報場を書き換える・移動させる
→ 情報場=物理を書き換える
です!
今日はここまで
次回は”他人を書き換える”の解説になります。
認知科学式技術の肝は、”知識”にあります。実際に理論が腑に落ちた人が後の感覚を伴った訓練でも伸びが良いのです。
もうしばらくお付き合いください。