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Sun-Light Yellow Arts :あともう一つの解決方法をあなたに

ヒーリング時のリラックスのコツ

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。

本稿ではヒーリング時のリラックスについて述べていきたいと思います。人によってはリラックスすなんて簡単でいつでもできると考えている人もいらっしゃるかもしれません。今回は普段の寝る前やうとうととした状態のリラックスではなく、ヒーリングをする、又はヒーリングを訓練するためのリラックスについて考えていきたいと思います。

ヒーリング時のリラックスの必要性

リラックスをするとヒーリングをするのに必要な要素が整っていきます。もちろん様々なヒーリングメソッドがあり100%ではないのですが、ほとんどのものがそうだと私は認識しています。私が修業してきたヒーリングメソッドや認知科学式技術も同様にリラックスが必要です。

肉体がリラックスすると、感受性が上がり”気”を感じやすくなります。力んでいる状態では微細な”気”を感じることは難しくなります。そして”気”の出力が阻害されなくなります。こわばった筋肉は”気”が通りにくいのです(一部例外あり)。よってリラックスが深くなるほど、”気”が出やすくなり、さらに感じやすくなります。

心をリラックスすると集中力が増します。そして”気”の出力が上がりやすくなります。さらに物事の変化に気が付きやすくなります。

ヒーリング時のリラックスの状態

リラックスには大きく分けると肉体と心(精神・意識)の二つの項目があります。両方を同時にリラックスさせる必要があります。

肉体のリラックスとは、必要最低限の筋力を残し、他の筋肉を弛緩させている状態です。例えば立ってリラックスする場合は、姿勢よく起立するのに必要な力を残して、その他の筋肉を弛緩させることになります。もし立った状態で全身の筋肉を完全に弛緩さると、きっとその場で崩れ落ちるように倒れ失禁すうような状態になるかと思います。たしかに究極のリラックス状態ではありますが、この状態ではヒーリングはできません。

また必要最低限の筋力とは、その姿勢の保持や動作を行うのに最低限必要な筋力を指しています。例えば腕を体側に伸ばした状態から前方挙上させる場合、腕を持ち上げるのに必要な筋肉だけを腕の重さを持ち上げる筋力で使用することを指します。同じ腕を上げるにしても力んだ状態で上げるのではありません。

次に心のリラックスです。ヒーリングにおける心のリラックスとは”ぼー”とすることではありません。雑念がわかない状態かつ、感情がフラットな状態を言います。言い換えると、意識が散漫ではなく心穏やかな状態です。

ですので”心のリラックス”を意識とはどういう状態か考えた(意識した)ことがない方にとってはつかみどころがないかもしれません。

肉体と心のリラックス状態は連動する

肉体がリラックスしていない(どこかに力みがあるような)状態で心をリラックスさせることは非常に難しいです。できなくはないですが難しいです。そしてヒーリングにおいてはやる必要ありません。

武術などは例外になるかもしれません。達人の中には肉体である筋肉を極限まで収縮させ、呼吸に必要な筋肉を爆発呼吸で収縮させつつも、精神(意識)はリラックスした状態を保つこともあるようです。

ヒーリングに必要な肉体と心のリラックスをするためには、まず肉体のリラックスからするとよいでしょう。肉体を意識的にリラックスさせることにより、心もリラックスした状態へと導いていくのです。

リラックスへの導入(やり方)

具体的なやり方は、以前気の玉の作り方でも紹介しました。重複になりますが一部加筆してもう一度記します。

軽く背筋を伸ばした状態で、頭、顔、首、肩、腕、手、背中、胸、腹、腰、股関節、脚、足先と上から順番に意識を向けながら、その部位部位を緩めるように誘導していきます。呼吸は自然で構いません。逆複式呼吸が得意であればそれでも良いですが、へたくそな呼吸法はかえって体をこわばらせる場合もあるので、注意してください。

呼吸を使う場合は、ゆっくりとした自然呼吸で吐く息と同時に前記の部位を緩ませていきます。一呼吸一か所です。鼻呼吸でOKです。無理に口から吐く必要はありません。(もちろんやっても構いませんが、余計な意識を使うようであればやめましょう)

もう一つ簡単な方法として、息をゆっくり吐くと同時に、頭から足に向かって力を抜くことを意識します。これを5回繰り返す方法です。(5TIMESといいます)5回全身を上から下へ吐く息とともに力を抜いていくのです。

リラックスのコツ 表情

リラックスへの導入の時、多くの人がつまづく点があります。

まずは表情。正確には顔の周りの筋肉です。顔を緩めるとは表情筋を緩めるということも含まれます。目の周り、口元、額、耳の周りなどです。他にも考えられる部位はあると思います。一番注意が必要なものは目の周りでしょう。緩めることで自然に半眼になっていくはずです。おめめぱっちりではないはずです。(半眼とは目を閉じているわけではないが、瞼が半分閉じている状態と今は理解しておいて下さい。)

リラックスのコツ 首の筋肉

次は首回りの筋肉です。具体的には、胸鎖乳突筋、頭板状筋、頭半棘筋、僧帽筋となります。僧帽筋は面積的には広くて盆の窪あたりから両肩口そして腰の上までの範囲になるのですが上部と中部をとらえてもらえばよいです。何となく首周りを緩めるだけでは、緩め残しが発生する人がいるようです。ですので上記の筋肉を意識的に緩めてみてください。

またこれらの筋肉が緩んで健常な状態になると、不定愁訴に効果があるかもしれません。(保証するものではないですが)

リラックスのコツ 脇と肘

最後に脇と肘です。今回のリラックスの目的はヒーリングをする際のものです。そしてここでいうヒーリングは手や腕を動かすものです。目をつぶって体を動かさず想念だけでヒーリングをするタイプのものではありません。ほとんどの技術に手の動作が入ります。気の玉を作るときも手と腕を動かしています。よって手・腕をリラックスさせておく必要があるのです。

脇の力の入れ具合については色々なところで解説されています。よく言われるのか脇に何か挟んでそれがギリギリ落ちないぐらいの力具合と言われるものです。これでよいです。完全に脇をしめてしまうと力みが出ます。はさむ(と思う)ものは、卵や薄めの枕などがよいかと思います。

もう一つ重要なものが肘です。上記のように脇を軽く閉じるようにリラックスをしつつ、肘関節を脱力します。その際肘を落とします。落とすとは肘関節の内側をなるべく上向きにするのです。この意識を持つと脇が開かない状態を保持できます。ただし脇と肘を両方意識してさい。肘だけではだめです。

リラックス一つでも同時に意識しなければいけないところが多いと感じるかもしれません。これは訓練を繰り返し数をこなせば容易に対応できます。体の状態を記憶していき、その記憶を思い出せば、いつでもリラックス状態になることができます。

本稿の最後に

いかがでしょうか?ヒーリングのためのリラックス方法について解説したつもりです。普段のリラックスが求められる様々な状況でも使用できますので、いろいろ試してみてください。

ヒーリングだけでなく、リラックス自体は非常に汎用性が高いものであり、リラックスによるヒーリングを行うことへの良好な作用以外にも、様々な良好な効果がありますので是非トライしてみて下さい。

 

師匠の死と認知科学式への挑戦(思い出話2/2)

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では気感は絶対に必要なのか? なんとなくではだめなのか? いやいやそもそも気なんで実在しないものを感じるとかどうなのよ? について少しでも答えられたらと思います。

概要的な内容は気の玉の作りかたの時に述べていますが、少し深堀した内容にするつもりです。

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ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。

 

本稿では、認知科学式技術群の基礎の基礎である、気の玉の作りかたを紹介いたします。

これを読みながら訓練をすれば、できるようになるはず・・・なものを目指します。

 

基礎の基礎でありながら、変性意識、臨場感、共感覚と気感(気を感じる)の強化にもつながる奥深いものです。

また私が修行してきたヒーリングメソッドとの比較も行っていきます。

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ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。

 

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前回の稿はさらに小難しく書いてしまった感があります。

今回はその理論を基にした超基本の認知科学式技術の紹介です。そして私が修業してきたヒーリングメソッドとの比較を極一部ですが行いたいと思います。

 

では、続きです。

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科学式気功について その2

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。

 

本稿では、認知科学式あるいは科学式気功(技術群)についての続きになります。

前回の稿を見返すと、かなりわかりにくいかな・・・・。すみません。

しかし本当はもっと多くの理論があります。それをわかりやすく簡潔に説明できるほど私のレベルが高くないのですね。うーーん。

 

では、続きです。

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科学式気功について その1

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。

 

本稿では、ブログ主が今現在取り入れつつある、認知科学式あるいは科学式気功(技術群)について記したいと思います。

まだまだ駆け出しでわからないことだらけではありますが、現状の整理もかねて公開いたします。あくまで概要です。

 

また学習が進むにつれて解釈している内容が変化していくと思いますので、2021年1月段階での私の解釈であることに注意願います。

本内容を別の方(他の認知科学気功師やヒーラーの方など)に問い合わせなどはなさらないようお願いいたします。

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