気功とヒーリングが科学的とは?
ほんじつはおめでございます。The Kerria Sasaと申します。
今回は科学的であることと気功やヒーリングを行うことは両立するのか?
を考えてみたいと思います。
かなり私説に近い内容ですのでご容赦を。
早速ですが、科学的とは何か?ですね。
様々な方々が定義をしています。正式な定義があるのかもしれませんが、いろいろと参考にさせていただき、私なりの解釈は以下のようになります。
その1:論理があること。そしてその内容・方法が言語化されていること。
その2:繰り返し性(再現性)があること。これは理論通りに行えば、同じ結果がでることです。
もう一つ加えて・・・
その3:検証ができること。これは再現性を担保するために必要な項目ですが抜き出しました。
ここで一つ重要なのは、科学的であるとことと絶対的な真実であることは違うと言うことです。
時代が変われば、理論や考えかたも変わっていきます。
万有引力の法則から相対性理論になったように、古典力学に加えて量子力学が採用されていったように、です。
万有引力の法則は非科学的でしようか?そうでは無いですよね?
アインシュタインは量子力学の確率論は受け入れることができなかったと伝わっています。
しかし今では量子力学が実証され、世の中のすべては確率的であることがあたりまえになっています。
また高速を超える情報伝達はないとされていましたが、量子もつれはそれを否定しつつあります。(この辺はまだいろいろ反証がありそうですが。)
よって、”科学的である”とはその構造のことを言うのだと考えればよいはずです。
すなわち、理論、再現性、検証可能であること、だと思います。
では、気功やヒーリングは科学的でしょうか?
いきなりの私の結論ですが、流派・ヒーラーによる・・・になってしまいます。
身も蓋もない言い方ですがそうなるでしょう。
ケースバイケースですし、科学的と非科学敵の線引きは実に曖昧です。
判断が難しい流派もたくさんあります。
例を示しながら述べてみます。
理論があると言うことは、現在の検証されたまたは一般的な理論を元に組み立てられてるはずです。
荒唐無稽な御伽噺を理論とは言わないのです。
例えば、「アンドロメダからのテクノロジーを亜空間脳波通信でキャッチし、生命エネルギーをヒーリングレイに変換する方法をインストールして、手から人を癒す気となって出す」というヒーリング技術があったとします。(実在しない架空のものですよ?多分。)
これは科学的でしょうか?
なんとなく科学的っぽいワードが入っていますが、理論があるとは言えないでしょう。
検証された理論に立脚していないと取れるからです。
もちろん全て検証されている必要は無いです。
論理が仮説であったとしても、その組み立ては検証された理論が内包するはずです。
論理的な仮説が入っている気功理論は、科学的であることを妨げません。
再現性に関しては、効果の程度問題が出てはきますが、100人中何人にヒーリング効果が出るかと言うことです。
一万人に一人にしか効果がでないようなものは、再現性があるとは言えないでしょう。
では100%の再現性が必要でしょうか?
また何故術者によって効果や結果に差があるのか?も問題もあります。
しかしカイロプラティックや鍼灸も理論があり再現性がありますが、術者のレベルによって効果に差が出てきます。
現代医学でも理由は分からないが、効果があったりなかったりする薬などもたくさんあります。
ですので気功やヒーリングも同じと考えることができます。
検証については、そのヒーリング効果が目に見えるまたは実感できることです。
ヒーリング効果とは、リラックス効果のようなものから病気平癒からIQの向上まで幅が広いです。
理想的には現代医学の検査で、血液検査の値などに明らかな影響を与えることができることでしょう。
そこまで行かなくても、クライアントが実感し体の変化をフィードバックができることが必要です。
ですで気功やヒーリングのエネエルギー(?)が計測できると言うことは、科学的であることに必ずしも必要ではありません。検証の方法の一つに過ぎないのです。
ここまで述べてきて、お気づきでしょうか?
誰にでも(もしくは多くの人が)可能で効果がある気功やヒーリングは、必然的に科学的になっていくはずです。
誰にでも可能=理論があり説明できる
効果がある=再現性がある、検証できる
ですね。
気功やヒーリングの理論が完全に実証されている訳ではありません。
どうしても仮説が入ってきます。
しかし、科学的なアプローチをすることで多くのひとに受け入れられる技術になっていくと思っています。
これを科学的であることと気功やヒーリングを行うことの両立だと思うのです。
ほんじつはここまでといたします。