全身のバランスをとる点がある?
ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sasaと申します。
こんかいは、全身のバランスをとる点とは?について述べてみます。
まずは、全身のバランスをとる点とはなにか?ですね。
今回紹介するのは・・・、
後頭部の外後頭隆起(ボンノクボの上にある突起)から左の乳様突起(耳の後ろの骨の出っ張り)にラインを引きそれを7等分して外側から5番目の場所を指します。
これを”OCCの5番”と称します。
(あれ?ちと違わないか?と思われた方はしばしお待ちを)
外見上特別にそこに何かあるわけではありません。(わずかにくぼみはあるかもしれません。)
この点は、全身の骨格、筋力、内臓、皮膚等すべてのバランスに関連する点であるとされています。
むやみに指圧するのもよくない点です。
そして気功で筋力を引っ張るときの目標点であり、この点に向かって引っ張ることによりバランスの取れた筋力になるとされています。
この考え方は、IKTM流(私がかつて修行してきたヒーリングメソッド:I had received the Knowledge and Trained healing Method.)で教わりました。
IKTM流の師匠からはこのOCCの5番はパーマ大学で提唱されたものとも教わりましたね。
その時はそんなものかと、あまり疑いもせずに便利な点なのだなと思って活用をしていたのです。
(OCCとは何か?5番と言うことは1番2番はなんなのか?とかはとりあえず考えないで)
しかし今になってふと気になって、いろいろと調べてみました。
(すでにIKTM流の師匠は亡くなっているので)
その結果、一応の結論と言いますか多分こうだろうという結論にたどり着きましたのでシェアしたいと思います。
まずはパーマ大学についてです。この大学はパーマーカイロプラクティック大学のことのようです。
カイロプラティックの学校です。
パーマー・カレッジ・オブ・カイロプラクティック - Wikipedia
この”カイロプラティック”ここからいろいろ調べていきました。
”OCCの5番”はカイロプラクティックの技術であるSOT(仙骨後頭骨テクニック)で用いられるものでした。またこのSOTはオステオパシーからも影響を受けているようです。
(本来カイロプラクティックとオステオパシーは別の理念からなる技術のようです。しかしほぼ同列に扱われることが多いようですね。いずれもアメリカ発祥の技術です。)
後頭骨ラインと呼ばれる、SOTにおいて体の状態を診断をするときのポイントがあります。
後頭骨=OCC:Occipital bone ですね。
(DE JARNETTE Sacro Occipital Technic より引用いたしました)
このラインは3本あり、それぞれ腱、神経、筋肉に対応しているのですが、7区域、3ライン、左右で合計42の点があり、その緊張している点を診断します。
各点が内蔵の反射を示しているのですが、髄液、反射弓(脳を介さない反射の神経経路)、構造などとも関係しているとのこと。
またこれらの点は基本的に、身体の状態の結果そこにしこり(線維)が現るとされています。(ここを直すと反射元も治ると主張する人もいました。)
しかし私の調べ方が悪いのでしょうか?全身のバランスと取れるものはわかりませんでした。
で、ここから先は私の考えです。
IKTM流の師匠はアメリカの大学とも交流があったことから、このアメリカ発のテクニックを仕入れやすい環境にあったこと。
他にもアプライドキネシオロジーなどカイロプラクティックの技法を取り入れていたこと。
これらからも”OCCの5番”はカイロプラティックのSOTがとっかかりであったことは間違い無いでしょう。
しかし”OCCの5番”の場所や呼びかたはSOTと同じですが、その機能や役割が全く異なります。
新たな概念が入っているはずです。
それは何か?
ここからはちとスピッて来ます。
それは師匠はスピリチュアルな人であったことです。
師匠の教え方は非常に科学的でしたが、その根源にはスピリチュアル的(神的)なものからのインスピレーション(啓示)が入っていました。
おそらくこの”OCCの5番”もそこから来たと考えざるを得ません。
他のSOTのポイントは使用しないことからもそう考えられます。
こんな便利な点があるなら他のところにも適用しない手はありません。
よって、筋力を引っ張るのに最適なポイントはちょうど”OCCの5番”に当たる、ことにインスピレーション的に気がついたのでしょう。
これは「”OCCの5番”の位置に筋力を引っ張るとバランスが取れる」と言う情報空間を見つけた、とも言えます。
この”OCCの5番”に筋力を引っ張ることによる効果は、師匠とその弟子たち(私も含む)が実証しています。もちろん今でも使用しています。
そしてその多くのIKTM流のヒーラーたちが臨場空間を作りあげていったのでしょう。
以上が、今の私の結論です。
何か新しい情報がわかりましたら、アップデートしていきたいと思います。
(もう少しSOTの情報を調べてみたいと思います・・・・)
追記
筋力へのアプローチや、腰痛でも書きましたが、筋力を引っ張ることは重要です。
くどいようですが、筋肉を引っ張るのではありません。
筋力を引っ張ります。
ほんじつはここまでとします。