霊術と気功を伝統と科学で学ぶブログ

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気功と人生のフィードバック制御とゴール設定

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。

今回は、気功の進化と人生(ゴール)の進化の類似形について述べていきます。類似しているところは両方ともフィードバック制御で進化していくということです。

気功に大事なこと(耳にタコ含む)

気功は臨場感を持って行うことが大事です。(これまでこのブログで述べてきた通り!)

その臨場感を持つために必要なものは、気を感じる感受性と、様々な知識、それを処理できる頭の良さ(IQ)が求められます。(これらがないと気功ができないのではありません。気功を行いながら自分のものにしていくのです。)

そして臨場感を保つためには(臨場感空間に留まり続けるには)、いつも気を感じ続けコントロールしていくことが必要です。それは訓練を繰り返すことで気感が強化され、さらに知識の吸収とその理解により、臨場感がアップデートされていきます。臨場感の強化=気功の上達であります。(色々と他にも要素はありますが)

ここで重要なことが二つあります。一つは感じてコントロールということは、フィードバック制御であるということです。気功の臨場感を保ち続けるために、感覚と気の操作でフィードバック制御をしていることになります。そしてもう一つは、フィードバック制御で修正された臨場感は、フィードバック前の臨場感よりも進化しているということです。

(通常のフィードバック制御は、制御されたものが前と同じになるように働く為のものです。文系の人はには意味不明かも・・・スミマセン)

人生・生活の中のフィードバック

認知科学式気功では、気功を行う上で必ずゴールを設定することを指導されます。難しく考える必要はなく、まずは気功の目的でOKです。気功の目的で多いのは病気の治癒などでしょうか。

しかし本当は病気が治ることが目的=ゴールではないはずです。病気が治ってやりたいことがあるはずです。さらに何歳になってもなりたい自分、ありたい姿があるでしょう。

病気を治して長生きをして、そして何を望むのか? 本当に望んでいることなのか? (実はしっかりと答えられる人は少ないです)

もし仮にせよ人生のゴールを設定できたとしたら、ゴールも臨場感を持つことが大事だと言われています。気功をやっていなくてもです。

その人生の、言い換えると生活する上でのゴールを達成するには、ゴールに対する臨場感を保つことが必要となります。私たちはゴールの臨場感を持って、行動し、その結果の状況察知し、深めた知識を持って判断し、改善をしながらまた行動していくのです。そしてゴールの臨場感がアップデートされていきます。

これは気功の臨場感のプロセスと同じです。

気功上達のプロセスも、人生のゴール達成のプロセスも同じであることに気がつきます。フィードバックループをしながら進んでいくのです。フィードバックループの大きさが違うだけです。

気功をワークする意味

両方とも、感じて・察知して、知識とIQで制御する。同じです。

そして、体を緩めて気功的・日常的に感受性をあげ、知識を吸収し続け、IQを気功のワークなどで鍛えることができるのです。

おお! 気功の上達が人生のゴールの役に立つといえるのです!! (言い過ぎかな?)

いやさかえ

この進化のフィードバックループは弥栄(いやさか・いやさかえ)の考え方に似ていると思います。

古神道によくできてくる言葉で、Wikiによると

弥栄、彌榮(いやさか、いやさかえ、やさかえ、やさか、やえい)とは、主に一層、栄えるという意味の単語。また、「万歳」に意味が近く、めでたい意味で使われることもある。

とあります。これを説明すると、この世は進化し続けていて、その進化は循環しながら行われていくということです。ですので同じような事柄が起こったとしてもそれは以前のものとは異なっています。この世はスパイラル状に進化していくといった考え方です。

仏教の無情感とは少し違いますかね? 方丈記の”ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。”とは似ている部分もありますが、趣旨が違います。

このスパイラルは、小さな自分だけの事柄から、大きな団体、国、地球、宇宙などこの世の全てに当てはまります。全ては相似形なのです。(この辺の考え方はいずれまた)

今回はここまで

臨場感とフィードバックについて述べてみました。最後の弥栄はブログ原稿を書いていていふと思ったので書き足してみました。

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明治神宮です!