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ヒーリングを信じていなくても効果はあるのか

ほんじつはおめでとうございます。The Kerria Sと申します。

本稿ではヒーリングにおいていつも疑問に思われることについて考察を進めていきたいと思います。ヒーリングは信じていなくても効果があるか?についてです。

これは永遠のテーマです。”気”等の目に見えないものを使ったヒーリングを信じているかいないかで、ヒーリングの効果が変わるのか? そしてヒーリーがヒーリングされていることを知らなくても効果があるのか?

信じる/信じない/意図する/意図しない

この問題を考察する前に、少し整理します。ヒーラーとヒーリー(ヒーリングを受ける人)には以下のパターンがあるかと思います。実はいろいろ考えられます。
まずは”気”など不可視なものを使った他人へのヒーリングを信じるか?信じないか?です。まとめると以下のようになります。

    他人へのヒーリング
    信じる 信じない
気の存在を
信じる A B
信じない C D

 

  • A:一般的な気等を扱るヒーラー。
  • B:気は存在するが体の内部で働くものと考えている。武術系の人に多い。
  • C:ヒーリングはプラセボ効果と考えている人。気によるヒーリングを許容しているが、実は気を信じていない人。効果があれば何でもOKな人。
  • D:見たものしか信じない人。でも一番合理的かもしれない。

次はヒーラーとヒーリーが、ヒーリングを意識しているか?です。ヒーラーがヒーリングを意識していないとは奇妙に思うかもしれませんが、無意識に他人をヒーリングしている人がいます。またヒーリングされていることを知らない人もいます。まとめると以下のようになります。

    ヒーリー
    意図している 意図していない
ヒーラー
意図している E F
意図していない G H

 

  • E:気によるヒーリングを受けるときの一般的なスタイル。信頼が生まれ良い結果が出やすい。
  • F:自分以外の人のヒーリングをお願いする場合に多い。ヒーリーがヒーリングを信じていないが、何をしてあげたい人が依頼することが多い。
  • G:このパターンはほとんどない。ヒーリングではないが、恨みや生霊の場合は、受ける側が敏感だとこのパターンに気が付く。
  • H:実はよくある。親子関係で実は作用している場合がある。

色々な考えの人がいます。どれが正しとは言えません。ヒーラー業界にいるとAが当たり前ですが、世間一般の感覚と離れていることがあります。

信じていない人にヒーリングは効果があるのか?

一番知りたいのはこのパターンでしょう。しかしよく考えると、”気”などによるヒーリングを信じている人が自分をヒーリングしてほしいと依頼する場合は、気を信じているし、ヒーリングを信じているし、ヒーラーが意図して、希望するヒーリーに施術するパターンです。この場合はこの疑問は生じません。もともと信じているのですから。

信じていない人にヒーリングをすることに対する、この質問が出てくる条件は二つでしょう。

①こっそり第3者へのヒーリングを依頼する場合です。この場合ヒーリーがヒーリングを受けることを意図しないのと同時に、気やヒーリングを信じていないとおぼしき人への施術が想定されます。

②体の不調に困っているが現代医学では治らないので、しょうがなく胡散臭いと思いながらもヒーリングを試してみる人の場合です。この場合、

②-1信じてないけど治れば何でもよいと考える人と

②-2”気”なんて嘘だけど他に手がないので冷やかしにやらせてもいいと考えている人
ですね。(すみません。言い方にとげがあるのはわざとです。)

②-1の前向きだけど信じてない人はまだ良いのですが、②-2の人は”気”によるヒーリングなんて受けなければいいのにと思われる人もいます。でも実際にヒーリングを依頼する人がいます。この辺の深堀は機会ががあれば行います。

で、本題です。①と②の人に効果があるか?です。

私の答えは”効果はある”です。

少なくとも、ヒーリーがヒーリングされていることを意図していなくても効果があります。加えて、”気”や”ヒーリング”を信じていない人が、意図していない状態でヒーリングを受けても効果があります。

例えば、昏睡状態の人や子供、赤ちゃんへの施術です。ヒーリー側は理解しようもありません。しかし効果があります。ヒーリーが意図する/しない、信じる/信じないは関係ないことがわかります。

信じてない人がヒーリングを意図して受ける場合

信じていようといまいと効果はあると書きました。問題は効果の有無ではなく、効果の受け止め方にあります。

信じてない人がヒーリングを意図して受ける場合の問題は、ヒーリングを受けることによる体や心の変化に気がつけないところにあります。ヒーラーが気づくように指摘したり、痛みがある場合は数値化する、動作をさせて痛みをチェックするなどが必要です。この場合微細な変化は本人が認めないこともあるので注意が必要です。

また信じていいない人の多くが、実際に効果があってもそれを認めません。よほど奇跡的なことが起こらない限り認めません。そしてヒーリングに奇跡な効果はほとんどありません。ちなみに歩けない人が、ヒーリング施術を受けた直後に歩けるようになってもヒーリングを信じない人はたくさんいます。お医者様が匙を投げる難病が治癒しても信じない人も普通にいます。本人は別の理由をつけて気やヒーリングを否定します。

こういう場合ヒーラーは、”ご縁がなかったのだな” そして ”効果があって本人が楽になったのだからよかった” と思えばいいのです。私はそう思います。

しかし本人の了承があったほうが結果的に効果が出やすい

ヒーラーとヒーリーがヒーリングをすることを了承する時点で、多かれ少なかれ信頼をしていることになります。ラポールが生まれるのです。このラポールがあると、同調しやすくなりヒーリングの効果も上がります。またヒーリーがヒーリングを受けているといった心持になるため、気の持ち方や行動が変わることにより、効果が倍増されることもあります。

それではプラセボ効果ではないか?と思われる方もいるでしょう。正直に言うとプラセボ効果と気によるヒーリングの効果の線引きは非常に難しいのです。ヒーリングを受けていると思う心がプラセボ効果を引き出したのであれば、それはヒーリングの効果としてもよいと思います。(もう少し言うと、内部表現の書き換えの結果、効果があったのだから分けることも意味がないことになると考えることもできます。)

本稿の最後に

以上が私の考察になります。ここまで読んでいただいた方におかれましては、考える際の参考になっていれば幸いです。